公開講座「電磁気 ~いまさら聞けない電磁気学~」を実施しました
今年度2回目の公開講座『超入門サイエンス』を開催しました。
今回のテーマは、「電磁気 ~いまさら聞けない電磁気学~ 」でした。講義だけではなく、実験も行い常設展示で使用例についても確認しました。
講義は、古代ギリシャの琥珀の摩擦帯電から始まり、古代中国を経て、ニュートン、ファラデー、そしてアインシュタインの相対性理論まで、う~ん。こりゃ難しい。
その難しい理論は、実験を通して具体的に説明。三本の指を立てる「フレミングの法則」も出てきました。
この実験は、2台の手回し発電機を繋いで一方の発電機を回すともう一方はどうなるかの実験です。発電機を回すと、もう一方の発電機も回り始めます。なに?この実験では、発電機と同じ構造でモーターになることがわかりました。講義・実験の解説ツアーの中で、モーターの使用例として世界初の電気機関車、ジーメンスの電車の模型を見学しました。
「創造の広場」に「ポップリング」という展示があります。アーチの下をくぐるとアルミニウムのリングが跳ね上がります。アーチの基部のコイルが電磁石になると小さなアルミのリングにも誘導電流が流れ磁界が生じ、反発して跳ね上がります。こちらの実験では、そのことを解説しています。
公開講座は高校生以上が対象ですが、これからも継続して参加したいという方もいる本格的な講座です。次回、第3回目の公開講座は、12月15日(日)に「半導体」~“半”って何のこと?~を行います。また、第4回目は1月18日(土)「コンピュータ」~数字・文字・画像どんな仕組みで?~、第5回は2月8日(土)「素粒子」~小さな素粒子についての大きな疑問~ を予定しております。
久しぶりに科学の勉強がしてみたい。講義だけでは難しい、わかり易く教えてほしいという方におススメの講座です。定員10名で、参加には事前の申し込みも受け付けています。お電話お待ちしております(申し込み電話:047-379-2005)。