公開講座「半導体 ~ "半"って何のこと? ~」を開催しました
今一番の話題は、リチウムイオン電池を開発した功績が認められ、吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞ことでしょうか。小さくてもパワーが出せるリチウムイオン電池のおかげで、スマートフォンや電気自動車も実現できたそうです。すごいものを日本の科学者が開発したんですね。
さて、今回の公開講座のテーマは「半導体」です。
「半導体」とは、「半」「導体」ですから、電気伝導性の良い金属などの「導体」と電気抵抗の大きい絶縁体「不導体」の中間的な抵抗率をもつ物質をいうことです。と、いわれてもよくわかりません。ということで、早速「半導体」のお勉強です。
半導体デバイスは、パソコン、スマートフォン、液晶テレビなどのデジタル家電、冷蔵庫や洗濯機などの白物家電、自動車など、ありとあらゆる製品に搭載されているそうです。現在の私たちは、「半導体」なしでは生活できないことになりますね。リチウムイオン電池に似ているかな?
まず、いつものように「よくわかる解説」から講座は始まります。その後に、実験も交えながら講義は続けられました。
講義の後は、「半導体」に関する展示を博物館で見学します。当館の「半導体に関する展示」としては、1階「先端技術への招待」に「地球環境を守る技術」や「エレクトロニクス」に、「半導体」や半導体の性質を利用した電気の増幅・光を出す・光を電気に変える、さらに集積回路の製造工程の紹介などもあります。1階エスカレーターの窓際には、科学館の屋根に設置されているソーラーパネルの説明などもあります。是非ご覧ください
次回第4回目の公開講座は、年が明けた1月18日(土)に「コンピュータ」、そして最終回第5回目「素粒子」は2月8日(土)です。どちらも、事前の申し込みを受付けております。(TEL:047-379-2005)お申し込みをお待ちしております。なお、定員が超えた場合には申し訳ありませんが、キャンセル待ち、講座への参加ができないこともありますのでご理解ください。