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高村光太郎(たかむら こうたろう)【明治16年(1883)〜昭和31年(1956)】

東京都に生まれる。木彫家高村光雲(たかむら こううん)の長男。東京美術学校彫刻科(木彫)を卒業、研究科に残る。後、西洋画科に転ずる。渡米し、さらにロンドンを経てパリに移り、ロダンに傾倒。帰国後は雑誌「スバル」に評論『緑色の太陽』を発表、既成の日本美術の批評や近代美術への啓蒙を始める。画家として岸田劉生(きしだ りゅうせい)らとフュウザン会を結成。十和田国立公園功労者顕章記念碑の裸婦『みちのく』を制作。東京で逝去。

  • 『裸婦坐像』
  • 『裸婦坐像』
    【大正5年(1916) ブロンズ 27.5×13.5×14.0cm】

    この作品は、小像ですが日本女性の滑らかで、微妙な起伏がとらえられ、初々しいふくよかさを醸し出しています。智恵子との結婚生活に充足した時期に作られました。光太郎の代表的作品です。裸婦像は晩年の『十和田裸婦像』とこの作品のみが制作されています。

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