概要

　色彩には、心を明るくしたり、穏やかにしてくれたり、さまざまな力があります。本展では、色彩の効果が特に際立った洋画、日本画、工芸の所蔵作品約30点を展示します。わずかな光の変化で姿を変える自然の相貌、作家の心の揺らぎで見え方をがらっと変える眼前の世界。作家たちが、心打たれた目の前の現実の色を写したり、心象を投影して彩ったりしながら、色彩の力を信じて結実させた、多彩な作品を御鑑賞いただきます。

展示作品

	《洋上の夕陽》  浅井忠  1902年  当館蔵
	《晩秋》  富取風堂  1955年  当館蔵
	《流動三彩》  藤田喬平  1965年  当館蔵

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