彫刻

高村光太郎
『裸婦坐像』
制作年:大正5年(1916)
その他:ブロンズ 27.5×13.5×14.0cm
作品詳細:
この作品は、小像ですが日本女性の滑らかで、微妙な起伏がとらえられ、初々しいふくよかさを醸し出しています。智恵子との結婚生活に充足した時期に作られました。光太郎の代表的作品です。裸婦像は晩年の『十和田裸婦像』とこの作品のみが制作されています。
作家詳細:(明治16年(1883)~昭和31年(1956))
東京都に生まれる。木彫家高村光雲(たかむら こううん)の長男。東京美術学校彫刻科(木彫)を卒業、研究科に残る。後、西洋画科に転ずる。渡米し、さらにロンドンを経てパリに移り、ロダンに傾倒。帰国後は雑誌「スバル」に評論『緑色の太陽』を発表、既成の日本美術の批評や近代美術への啓蒙を始める。画家として岸田劉生(きしだ りゅうせい)らとフュウザン会を結成。十和田国立公園功労者顕章記念碑の裸婦『みちのく』を制作。東京で逝去。

アントワーヌ・ブールデル
『聖母子』
制作年:1921
その他:ブロンズ 250.0×91.0×57.0cm
場所:第7展示室前
作品詳細: (1861~1929)
この《聖母子》は、『捧げものの聖母』または、『アルザスの聖母像』とも呼ばれている。1919年に第一次世界大戦の戦没者のための記念像が依頼され、アルザス州のニーデル・ブリュックの丘に1922年、6mに及ぶ石造の彫像が建立された。このため、4年にわったて、石膏、ブロンズ、大理石で大小様々な習作がつくられた。この作品は、そのうちの一つである。

中岡慎太郎
『FANTASY』
制作年:1993
その他:石
場所:みちのにわ
これはなにもの・・?宇宙人? 妖怪? 古代人?
こわい? かわいい? さわるとどんな感じ?
当美術館の人気者です。名前を付けるとすれば、どんな名前が似合うでしょう?
台座が無く、芝生と同じ高さに置かれているので、一層したしみやすさを感じます。

田中毅
『草枕の旅』
制作年:1993
その他:石
場所:第5展示室 前
「左はスーパーマンのような虫で『つよむし』といいます。右はよろいをつけた虫で『よろい犬』といいます。どちらの虫も敵を恐れずに戦い、風雨にさらされながらも、住みよいところを求めて旅をしてきました。ちょうど今、この辺りはどうだろうか?と、見渡している所です。」(作者のことばより)
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