展覧会

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企画展

ひらく、めくる、めぐる―印刷博物館の美しい印刷

Opening, Turning, Exploring: Beautiful Printing from the Printing Museum, Tokyo

本展では、印刷の歴史をさまざまな視点からひもとき、その美しさに焦点を当てます。各時代・各地域において、思想家や文筆家、デザイナー、職人たちが当時の最先端技術を駆使して生み出した貴重な印刷物を、印刷博物館コレクションから厳選してご紹介します。印刷物に秘められた文化的背景や技術に迫り、印刷がいかにして時代を映し、文化を形作ってきたのか、その深い世界を展観します。

千葉での開催にあたり、印刷博物館を運営するTOPPANの前身、凸版印刷初代社長・河合辰太郎(1862-1952)と親交のあった千葉県ゆかりの画家・浅井忠(1856-1907)が手掛けた《甲辰 明治三十七年 暦》をはじめ、千葉の風土にちなみ、広く海や船にまつわる作品も展示します。

会  期 令和8年6月27日(土)〜令和8年9月6日(日)
開館時間 午前9時~午後4時30分(入場は午後4時まで)
金・土曜日及び7月19日(日)は午前9時~午後7時30分(入場は午後7時まで)
会  場 千葉県立美術館 第1・2・3・8展示室
     ※コレクション展も同時開催予定
休  館  日

月曜日(ただし7月20日(月)は開館)、7月21日(火)

入  場  料 一般1,000円(団体一般800円)、高大生500円(団体高大生400円)
※中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料
※金・土曜日及び719日(日)の午後4時30分以降の入場はナイト割が適用となり一般800円、高大生400円となります。
主  催 千葉県立美術館
企画協力

TOPPAN

特別協力 印刷博物館
後  援 朝日新聞千葉総局、産経新聞社千葉総局、JCOM マーケティング株式会社、千葉テレビ放送株式会社、株式会社千葉日報社、東京新聞千葉支局、日本経済新聞社千葉支局、株式会社ベイエフエム、毎日新聞社千葉支局、読売新聞千葉支局(順不同)

■展覧会構成

1.西洋の印刷―知のひろがり、美の極み

ヨハネス・グーテンベルクによる活版印刷の発明は、ヨーロッパの社会に大きな変革をもたらしました。宗教や科学、哲学、政治に関する書物が生まれ、知識や情報は一部の支配階級だけでなく、より多くの人々に広がっていきました。印刷技術の普及は、宗教改革を加速させるなど、歴史の流れを大きく変えたのです。この章では、宗教や学問の世界を多くの人々と分かち合うためのメディアとして、印刷が果たした役割に注目します。

ジェフリー・チョーサー 著『チョーサー著作集』1896年、印刷博物館蔵

2.日本の印刷―文学の世界、技の粋

日本における印刷は、《百万塔陀羅尼(ひゃくまんとうだらに)》の登場から、平安時代、室町時代を経て江戸時代に花開きました。手書きで複製する写本は非常に高価なため、一般大衆が手に入れることは難しいものでした。しかし、江戸時代になり印刷技術が広がると、物語や学問などの様々なジャンルで、一般向けの印刷物が広く流通するようになります。さらに、幕末、明治期には西洋式印刷術の導入により印刷技術が大きく飛躍しました。本章では、日本の印刷の歴史を語るうえで欠かせない代表的な印刷物を紹介します。

《百万塔陀羅尼(相輪)》764-770年、印刷博物館蔵
滝沢馬琴 著、柳川重信 他 画『南総里見八犬伝』1814-42年、印刷博物館蔵

3.デザインと印刷―広がる視覚、新しい形

本章では、印刷博物館のコレクションを「デザイン」という視点で捉えなおします。19世紀以降、ヨーロッパで長らく主流だった活版印刷に代わる新しい技術が台頭しました。これにより、より効率的に大量印刷が可能となり、石版印刷を用いた繊細で美しいポスターも生まれました。国内外で、華やかな色彩や優れたデザインのポスターが次々と制作され、印刷物の表現は大きく広がっていきます。本章では、地図、ポスター、ちりめん本を含む書籍まで、多彩なデザインの魅力を楽しめる印刷物をご紹介します。

浅井忠《甲辰 明治三十七年 暦》1904年、印刷博物館蔵

アルフォンス・ミュシャ《LORENZACCIO》1896年、印刷博物館蔵

体験型展示
デジタルインスタレーション「ページの中を歩く」

スクリーンに映し出された選りすぐりの一場面を、自由に歩きながら鑑賞できるデジタルインスタレーションです。本の世界をめぐるような感覚で、ディテールや色彩、印刷技術の美しさを間近に体感いただけます。

コレクション関連展示「浅井忠-印刷物とデザインの仕事」

洋画家として知られる千葉県ゆかりの画家・浅井忠ですが、実は教科書や雑誌、書籍などの印刷物にも携わり、さらにアール・ヌーヴォーの影響を受けて多くのデザインも手がけていました。本展の開催にあたり当館コレクションより、浅井忠が関わった印刷物やデザインにまつわる作品をご紹介します。

浅井忠《図案草稿本装丁》千葉県立美術館蔵

関連イベント

(1)講演会「印刷博物館コレクションからみる印刷の歴史」

◎講師:洋子氏(印刷博物館 学芸員)
◎日時:7月11日(土)14:00~15:30
◎会場:講堂
◎参加料:無料
◎定員:180名
◎申込方法:6月27日(10:00)から申込専用フォームで受付
      お申し込みフォームはこちら
       ※定員に達し次第受付終了

(2)担当学芸員によるギャラリートーク

◎日時:7月10日(金)・8月7日(金) 18:00~18:40(予定)
    7月25日(土)・8月22日(土)、9月5日(土) 14:00~14:40(予定)
◎参加料:無料(要入場券)
◎定員:なし
◎申込:不要

(3)重ね捺しスタンプラリー

印刷工程に注目した重ね捺しスタンプラリーを実施! 美術館と千葉みなと周辺施設2カ所を巡り、3つの版(スタンプ)を重ねて一枚の絵を完成させます。展覧会と千葉みなとの夏をもっと楽しむプログラムです。
◎参加料:無料
◎スタンプ設置場所
  ケーズハーバー1階(千葉市中央区中央港1-20-1ケーズハーバー)
  千葉ポートタワー1階(千葉市中央区中央港1丁目千葉ポートパーク内)
  千葉県立美術館 エントランス

(4)「ひらく、めくる、めぐる―印刷博物館の美しい印刷」×「ぐるぐる?アート夏やすみ2026」
アーティスト・ワークショップ「アイロンビーズで作ろう! 浅井忠のデザイン」

子どもが主役の夏を楽しむ当館イベント「ぐるぐる?アート夏やすみ2026」とのコラボ企画として、子どもたちが美術と展覧会をより楽しめるアーティスト・ワークショップを開催します。
講師に、アイロンビーズでインターネット上に溢れる様々なデジタルイメージを表現するアーティスト、沼田侑香氏を招き、浅井忠が描いた図案をもとにアイロンビーズを使って作品を制作します。
(協力:株式会社カワダ)

◎講師:沼田侑香(アーティスト)
◎日時:8月2日(日)13:00~15:00
◎場所:第2アトリエ
◎対象:小学生(小学1~3年生は保護者同伴必須)
◎参加料:500円
◎定員:15名
◎申込方法:7月4日(土) 10:00から申込専用フォームで受付
      お申し込みフォームはこちら  
       ※定員に達し次第受付終了

(5)SUMMER JAZZ IMPROVISATION CONCERT

◎出演者:池澤龍作(Drums, Objects)、藤原大輔(Tenor Saxophone, Flute)、市野元彦(Guitar, Effect
◎日時:7月26日(日) ①13:30~14:20 ②14:40~15:30
◎会場:第7展示室
◎参加料:無料
◎定員:200名(椅子席100名)
◎申込方法:当日受付、先着順(9:00から、総合受付にて整理券をお配りします)

※情報を随時更新していきます。
※イベント情報などもお見逃しなく!


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