開催予定
展覧会
企画展
没後50年 髙島野十郎展
高島野十郎《蝋燭》大正期、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎(1890-1975)は、福岡県久留米市出身で主に東京で活動し、晩年千葉県柏市に移り住んだ洋画家で、「蝋燭(ろうそく) 」や「月」などの主題を、細部までこだわった筆致で描きました。没後50年の節目を機に開催する本展は、これまでに開催されてきた髙島野十郎展を超える最大規模の回顧展です。代表作はもちろんのこと、 彼の芸術が形成されたルーツを遡り、生涯にわたって自身のよりどころとしてきた仏教的思想を読み解きつつ、青年期や滞欧期の作品など、従来の展覧会では大きく取り上げられることがなかった部分にもスポットを当てます。さらに、野十郎や関係者による書簡や日記、メモ等の資料をもとに、彼がひとりの人間としてどのように生き、 周囲とどのような関係を築いて絵かきとしての歩みを進めたかという部分にも注目し、野十郎の人間像にも改めて迫ります。野十郎は、71歳の時に当時まだ田畑が広がる静かな田園地帯であった柏市増尾に移り住み、晴耕雨読ならぬ晴耕雨描の生活を送りました。彼は訪ねてきた姪に「ここは俺のパラダイスだ」と語ったといいます。千葉の海もまた、絵の題材として彼の心を掴みました。野十郎終焉の地であり、月や海など彼を魅了した豊かな自然のある千葉 で、野十郎の絵画世界に思う存分浸っていただけるまたとない機会です。
◾️髙島野十郎展の特設サイトはこちら!
展覧会の内容や巡回情報などはこちらの特設サイトでご覧いただけます。
会 期:令和7年7月18日(金)〜9月28日(日)
開館時間:午前9時~午後4時30分(入場は午後4時まで)
金・土曜日及び7月20日(日)、8月10日(日)、9月14日(日)は、
午前9時〜午後7時30分(入場は午後7時まで)
会 場:千葉県立美術館 第1・2・3・8展示室
休 館 日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
入 場 料:一般1,000円(団体一般800円)、高大生500円(団体高大生400円)
※中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料
関連事業
(1)オープニングイベント
福岡県立美術館 学芸員・高山百合氏と当館担当学芸員によるギャラリートークを実施予定です。
日時:7月18日(金)午後2時30分~午後4時30分
会場:展覧会場および第7展示室
参加料:無料 (要入場券)
定員:なし
申込:不要
(2)記念講演会「野十郎が見つめたものを見つめなおす」
講師:西本匡伸氏(福岡県立美術館 特任学芸員)
日時:8月30日(土)午後2時~午後3時30分
会場:千葉県立美術館 講堂
聴講料:無料
定員:180人
申込方法:当日受付、先着順(正午から、総合受付前で整理券をお配りします。)
(3)館長によるギャラリートーク
日時:8月15日(金)午後6時~午後7時
集合場所:展覧会場入口付近
参加料:無料(要入場券)
定員:なし
申込:不要
(4)ファミリー・ツアー with館長さん
「わたしのロウソク、ぼくのロウソク」
日時:8月2日(土)・9日(土)午後3時~午後5時
会場:展示会場
定員:5組(約15人)※「家族」内の定員はなし
対象:小学生とその家族
参加費:無料(要入場券)
申込方法:事前申込、先着順(申込方法の詳細は後日アップします)
(5)担当学芸員によるギャラリートーク
日時:7月25日(金)・9月13日(土) 午後6時~午後6時30分
8月22日(金)・9月23日(火・祝) 午後3時~午後3時30分
集合場所:展覧会場入口付近
参加料:無料(要入場券)
定員:なし
申込:不要
(6)満月夏まつり
満月の日に、美術館の中庭で夏まつりを開催します。ぜひ、夏の思い出を作りにいらしてください!
※詳細は随時お知らせいたします。
日時:8月9日(土)正午~午後7時30分、
雨天の場合は8月16日に延期(予定)
会場:千葉県立美術館中庭みちのにわ付近(予定)
入場料:無料
定員:なし
申込:不要
(7)関連ワークショップ
「光と闇をえがくワークショップ」
日時:7月27日(日)午後1時30分~午後3時30分
会場:千葉県立美術館第2アトリエ
定員:18人
対象:小学生~一般
参加費:500円
申込方法:事前申込、先着順(申込方法の詳細は後日アップします)
そのほか、展覧会場では大人から子どもまで楽しめる常設ワークショップも開催予定 です。
同時開催
コレクション関連展示千葉県立美術館の所蔵作品の中から、野十郎と同時代に活躍した作家による作品を紹介します。
※詳細が決まり次第、情報を更新いたします。