日本の岩石海岸では,地衣類が優占する分布帯として,黒色帯,橙色帯,灰色帯,桃・褐色帯の4つが認められます.分布帯ごとに,種類をまとめたので,それぞれのページでさらに詳しく見ていきましょう.
*)形態(体の造り)の説明は,関連ページ「地衣類って何?」の中の「地衣類の体の造り」をご覧ください.
灰色帯
(かいしょくたい)
ハマスミイボゴケなど痂状地衣で覆われる
やや黄色で小形の葉状地衣ハマキクバゴケと灰白色の痂状地衣ハマスミイボゴケが広がる
黄色を帯びる葉状地衣,キクバゴケ属など
①桃・褐色帯(→)
②黒色帯(↓)
③橙色帯(↓)
④灰色帯(↑)
桃・褐色帯
(とう・かっしょくたい)
日陰の面に広がる(桃・褐).橙色帯(橙)と黒色帯(黒)の要素も見える
褐色のヘリブトゴケ
2-2-1.
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橙色帯
(とうしょくたい)
岩の表面が一様にオレンジ色に
黒色帯
(こくしょくたい)
アナイボゴケ属の黒っぽい丸いパッチが広がる.
白っぽいのは紅藻,右手前の暗褐色のは褐藻