|
|
|
|
|
|
|
|
|

|
ヘラガタカブトゴケのように大きくなる種もあります.エビラゴケ類はウメノキゴケ科に似ているので注意しましょう.以下の属を含みます.Lobaria カブトゴケ属,Sticta ヨロイゴケ属. |
|
|
|
|
 |
主に地上に生え,ブナ林や針葉樹林では,大きくなる種が多いのが普通ですが,奥日光ではそのような種はあまり見られません.ここに掲載する2種はいずれもラン藻を共生藻としますが,次のイワノリ属などとは違って白い髄層があり,裏側が網目状に出っ張っています. |
|
|
|
|
 |
湿った場所を好み,木の幹や岩の上に生えます.ラン藻を共生藻として,黒っぽく,地衣体は薄手で,白い髄層はありません.乾燥時に,Collema イワノリ属は緑がかっている場合が多いのに対し,Leptogium アオキノリ属は青みがかっている種もあります. |
|
|
|
|
 |
多くは木の幹や枝に着生します.ラン藻を共生藻としますが,イワノリ属とは違って白い髄層があります.裏側には網目状の出っ張りはなく,だいたいは淡色ですが,暗色の偽根に覆われることもあります.以下の属を含みます.Coccocarpia カワラゴケ属(カワラゴケ科),Nephroma ウラミゴケ属(ウラミゴケ科) |
|
|
|
|
 |
いずれも木の幹や枝に着生します.亜高山帯の針葉樹の枝先につくことも多い仲間です.裂片が膨れていて,中が空洞となっている種がほとんどです.Hypogymnia フクロゴケ属は裂片の腹面に丸い孔がありますが,センシゴケ属は背面に丸い孔があります.フクロゴケ属の一部の種は,裂片があまり膨れません. |
|
|
|
|
 |
主に木の幹や枝に着生します.裂片は幅広い種が多く,やや黄色を帯びるか,褐色を帯びます.腹面は褐色から淡褐色(あるいは淡色)で,偽根は比較的まばらです.縁に黒い刺状突起をつけたり,長い偽根をつけるものもあります.以下の属を含みます.Nephromopsis アワビゴケ属,Tuckermannopsis ヒゲアワビゴケ属,Tuckneraria ウスカワゴケ属 |
|
|
|
|
 |
トコブシゴケ属とウスバトコブシゴケ属(ウメノキゴケ科) |
木の幹や枝に着生することが多いですが,岩上にも生育します.裂片が大きく丸く,背面には白点があります.腹面は暗褐色からほぼ黒色で,偽根がまばらにつきます.以下の属を含みます.Cetrelia トコブシゴケ属と Platismatia ウスバトコブシゴケ属 |
|
|
|
|
 |
広義のウメノキゴケ属(保育社刊「原色日本地衣植物図鑑」における Parmelia)と,広義ゴヘイゴケ属(「原色日本地衣植物図鑑」の Parmeliopsis)です.地衣体は薄手で,腹面は多くの種で中央部が黒く,周囲では褐色,一般に短めの偽根を密生します.以下の属を含みます.広義ウメノキゴケ属:Melanelia オリーブゴケ属,Myelochroa ウチキウメノキゴケ属,Parmelia カラクサゴケ属.広義ゴヘイゴケ属:Imshaugia ゴヘイゴケ属 |
|
|
|
|
 |
広義のムカデゴケ科の葉状地衣です.裂片は狭く,細長いものばかりです.Heterodermia ゲジゲジゴケ属は灰白色,Anaptychia ヒメゲジゲジゴケ属は緑褐色,Phaeophyscia クロウラムカデゴケ属は主に灰緑色.Physconia ハクフンゴケ属は緑褐色ですが,ときに多量の白い粉霜をつけることもあります. |
|