具象彫刻展 ― 具象彫刻の先駆者たち ―

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小倉惣次郎 《伊藤博文像》1903-1904年

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舟越保武 《婦人像》1985年

概要

 美術における「具象」とは、人物や身近な動物など具体物を題材にした作品に使われる用語です。また、「彫刻」とは主に立体の美術作品を示す用語で、石や木などの素材を直接彫り刻む技法(カーヴィング)と、粘土で原型をつくり、それを石膏や金属などで型抜きして作る技法(モデリング)に大別されます。日本には、埴輪や土偶、ひな人形や仏像など立体造型の伝統がありますが、人物を型抜きしたような写実的な表現は、明治以降、西欧の彫刻作品と技法の導入により普及しました。

  「具象」「彫刻」をキーワードとする本展では、日本近代彫刻の先駆者である小倉惣次郎新海太郎をはじめ、彫刻界に多大な功績を残した高村光太郎高田、戦後日本の彫刻界を代表する舟越、千葉県を拠点に活動した大須賀力長谷川などの作品を展示し、具象彫刻の魅力を紹介します。

主な展示作品 (展示予定作品数 26点)

・高村光太郎 《裸婦座像》 1916年頃
・小倉惣次郎 《伊藤博文像》 1903-1904年
・舟越保武      《婦人像》 1985年

日時  2019(平成31)年1月29日ー4月14日
会場  第1・2展示室
入場料  <アート・コレクション共通>
 一般300円/高・大150円
 65歳以上、中学生以下、障害者手帳をお持ちの方及び介護者1名は無料
 *20名以上は団体料金(それぞれ2割引き)
 *アート・コレクション+(第7展示室)のみの入場は無料です

 

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