近代洋画の先駆者 浅井忠9 ― 浅井忠の京都時代 ―

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浅井忠 《東宮御所壁飾草稿(1)》 1905年

概要

 アート・コレクションでは、毎回テーマを設けて浅井忠の作品を展示してきました。第9期となる本展はフランス留学から帰国した浅井が晩年を過ごした京都時代に着目します。

  フランスから帰国した浅井は、新設の京都高等工芸 学校の図案科教授に着任します。浅井はフランス留学中から工芸図案に高い関心を抱いており、自身も陶芸や漆芸、染織などさまざまなジャンルの図案制作を行います。京都時代はわずか5年余りという短い時間ですが、学校での指導や図案制作にとどまらず、多くの水彩画を残すなど、精力的に活動した時代です。本展は「水彩画」「デザイン」「関西画壇の育成」という3つの視点でその仕事を紹介します。

主な展示作品 (展示予定作品数 20点)

・浅井忠 《東宮御所壁飾草稿(1)》 1905年
・浅井忠 《桔梗文花瓶》 1902-1907年
・浅井忠 《百鬼夜行》 1902-1907年

日時  2019(平成31)年1月29日ー4月14日
会場  第3展示室
入場料  <アート・コレクション共通>
 一般300円/高・大150円
 65歳以上、中学生以下、障害者手帳をお持ちの方及び介護者1名は無料
 *20名以上は団体料金(それぞれ2割引き)
 *アート・コレクション+(第7展示室)のみの入場は無料です
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