アート・コレクション・プラス 具象彫刻の今 ― 彫刻家宮坂慎司と県美の収蔵作家たち

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宮坂慎司 《甘雨》 2006年

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宮坂慎司 《遺標》 2011年

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宮坂慎司 《遺標-躍-》 2012年

概要

 気鋭の彫刻家宮坂慎司氏の作品に、当館収蔵の彫刻作品をくわえた展覧会です。柏市在住の宮坂氏は、塑造という手法を用いて、モルタルを中心とした素材の味わいを追及し、独自の世界を切り開く、現在最も注目される若手作家のひとりです。

 本展では宮坂氏の彫刻作品12点とともに、当館収蔵の郡司和男平戸の彫刻作品2点、千葉県ゆかりの彫刻家であり、かつて筑波大学で教鞭をとった柴田上野弘道の彫刻作品2点も展示します。素材に残された彫刻行為の痕跡を通じて、造形そのものに向かう作家の息遣いを楽しみながら、「今」とつながる宮坂の彫刻世界をご鑑賞ください。

 宮坂氏は、制作活動だけでなく、筑波大学芸術系での教育活動や、視覚障害者を対象とした「触れる彫刻」のギャラリートークなど多様な分野で精力的に活動しています。本展開催期間中には、宮坂氏を講師に招いたワークショップや、実際に作品に触れながら鑑賞するギャラリートークも開催します。

主な展示作品 (展示予定作品数 16点)

・宮坂慎司 《甘雨》 2006年、作家蔵
・宮坂慎司 《遺標》 2011年、作家蔵
・宮坂慎司 《遺標 -躍-》 2012年、作家蔵
・宮坂慎司 《singing shell》 2018年、作家蔵

「具象彫刻の今 ― 彫刻家宮坂慎司と県美の収蔵作家たち ―」展関連事業

(1)ワークショップ 「粘土で遊ぼう ―彫刻家になってみよう―」
   
平成31216日(土) 13時~1530

(2)ギャラリートーク 「彫刻に触れる・タッチツアーへようこそ」
   
平成31316日(土) 1030分~ (1時間程度を予定)

(3)芸術文化講演会 「彫刻の世界」(講師:神戸峰男氏)
   
平成31316日(土) 14時~1530分(1330分受付開始)

日時

 2019(平成31)年1月29日ー4月14日
会場  第8展示室
入場料  <アート・コレクション共通>
 一般300円/高・大150円
 65歳以上、中学生以下、障害者手帳をお持ちの方及び介護者1名は無料
 *20名以上は団体料金(それぞれ2割引き)
 *アート・コレクション+(第7展示室)のみの入場は無料です
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