屏風になった作品たち -それぞれの物語-

概要

屏風には他の美術品にはない特徴があります。例えば、大きく横長な画面を右から左へと視線を移動させながら鑑賞すること。均等に区分された画面をコマ割りのように用いること。屏風を折り曲げて立たせることによって立体感を出すこと。また、屏風は背景として用いるため、画面の前に立つと鑑賞者が包み込まれるような錯覚を覚えることも特徴の一つです。

本展覧会では、作品に表現された奥行きや空間、動き、ストーリー、臨場感、余韻などに着目しながら、作者が作品を屏風仕立てにした理由を探っていきます。

主な展示作品 (展示予定作品数 23点)

  • 椿貞雄 《春夏秋冬図屏風(春)》 1931年、二曲一隻
  • 大浦掬水 《雪の街角》 1980年、二曲一隻
  • 千代倉桜舟 《宗左近の詩》 1988年、六曲一隻
  • 若木山 《綱曳き》 1949-55年、六曲一隻
日時

 2019(平成31)年4月20日(土)〜2019(令和元)年7月7日(日)

会場  第8展示室
入場料  <アート・コレクション共通>
 一般300円/高・大150円
 65歳以上、中学生以下、障害者手帳をお持ちの方及び介護者1名は無料
 *20名以上は団体料金(それぞれ2割引き)

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椿貞雄 《春夏秋冬図屏風(春)》
1931年

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大浦掬水 《雪の街角》
1980年

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若木山 《綱曳き》
1949-55年

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千代倉桜舟 《宗左近の詩》
1988年

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