香取秀真 -近代金工と古典-

概要

 香取秀真は千葉県印旛郡船穂村(現在の印西市船尾)に生まれた金工家です。東京美術学校鋳金科で学び、卒業後は、古典的で格調高い作品が評価され、パリ大博覧会の銀賞牌など数々の賞を受賞しました。工芸家の地位向上に尽力し、昭和2(1927) 年の帝展工芸部門開設にも貢献したほか、金工史を体系的に研究し、『金工史談』など多くの著作を残したことでも知られます。その功績から、鋳金家として初めて文化勲章を受章しました。

 本展では、香炉、茶の湯釜、花瓶などの代表的作品約20点に加え、晩年に手掛けた長野県松本市の寺の梵鐘に焦点を当てて、資料及び写真を紹介します。

 

日時

令和3(2021)年5月29日(土)〜令和3(2021)年7月4日(日)
9:00〜16:30

会場

第3展示室
入場料

<コレクション展共通>
一般300円/高・大150円
65歳以上、中学生以下、障害者手帳をお持ちの方及び介護者1名は無料

 

秀真01
香取秀真《鳩香炉》不詳
 
秀真02

香取秀真《雷文花瓶》昭和6(1931)年 北詰コレクション 

 

秀真03

香取秀真《牛伏寺梵鐘》昭和24(1949)年

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