日本サインデザイン賞 銅賞 受賞!

県立美術館 屋外サインが、
 日本サインデザイン賞 銅賞を受賞!

屋外サイン(作品代表者 株式会社Karappo 三尾(みお)(やす)(あき))が第57回日本サインデザイン賞の銅賞を受賞し、11月30日に贈賞式が行われました。

1 日本サインデザイン賞について

公益社団法人日本サインデザイン協会が主催する日本サインデザイン賞は、優れた作品を広く社会にアピールすることにより、サインデザインの普及・啓発を図ることを目的として、1966年以来続けられてきた日本で唯一のサインデザインを対象とした顕彰事業です。近年では東京2020オリンピック・パラリンピックで話題となった「動くスポーツピクトグラム」なども受賞しています。

第57回となる今回は、308作品の応募があり、大賞・経済産業大臣賞(1作品)、金賞(4作品)、銀賞(14作品)銅賞(31作品)などが選定され、11月30日に贈賞式が行われました。
※審査結果の詳細は、
日本サインデザイン賞ホームページ(https://sda-award.org/)参照。

2 連絡通路・館内芝生広場の屋外サインについて

令和5年4月、地域に開かれた魅力的な美術館の実現に向けて、千葉ポートパークとの間の連絡通路と、館内の芝生広場にアート遊具などを整備した憩いの空間「みちのにわ」を開設しました。また、千葉みなとを訪れる方にこれらをわかりやすく案内し、地域の回遊性を高めるため、館内外に屋外サインを設置しました。

今回、この屋外サインが評価され、日本サインデザイン賞銅賞を受賞しました。
(作品代表者 株式会社Karappo 三尾康明)
屋外サイン 

屋外サイン

アートディレクション、デザイン、「みちのにわ」ネーミング:三尾康明 デザイン:斉藤真弥子
コピーライティング:三尾夏生 全体監修、設計:細谷悠太建築設計事務所

3 受賞コメント(作品代表者 株式会社Karappo 三尾康明氏)

千葉県立美術館は、メタボリズムグループの一員でもある建築家・大高正人の設計で、1974年に開館しました。メタボリズムとは新陳代謝を意味する言葉です。今回の取り組みもまた、美術館の新陳代謝ではないかと捉え、県立美術館のDNAを受け継ぎつつ、その存在を未来へと繋いでいくこと、外部と内部の交わりをより活発にしていくことを意識しデザインを進めました。

サインデザインにおいては、館名の書体や、館名を貼るサインの板面に、建築が持つ特徴である台形や直角三角形のシルエットを取り込むことでそれらを表現しました。

また、今回外部に開放されることになった芝生広場には、「みちのにわ」という名前を付け、この場所がどういう思いでつくられたのかを伝えるサインをつくることで、この場所がより多くの 市民の方々にとって記憶に残る憩いの場となっていくことを目指しました。今回、新たに外部に開かれた美術館の中庭が、様々な人に活用していただけることを楽しみにしています。

千葉県立美術館 屋外サインの紹介
「日本サインデザイン賞 銅賞」受賞作品を、ぜひご覧ください。

(1)連絡通路
千葉ポートパークとつながる連絡通路
連絡通路側屋外サイン

(2)みちのにわ
芝生広場にアート遊具を設置した憩いの空間
みちのにわ写真

みちのにわ表示

(3)館の案内サイン
千葉ポートパークを訪れる方に県立美術館の入口を案内する屋外サインを設置
屋外サイン写真