令和7年度生態園トピックス展
生態園のアブラムシ
会 期 令和8年2月14日(土)〜5月31日(日)
会 場 千葉県立中央博物館 生態園オリエンテーションハウス
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
入場料 無料(博物館本館は別途入場料が必要です)
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植物の生えているところには必ずいると言っても過言ではない小さな昆虫、アブラムシ。農作物や庭木に被害を与える害虫として知られるものもありますが、ほとんどのアブラムシはひっそりと生きています。 |
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展示内容
1.はじめに
| アブラムシの仲間(アブラムシ科)は、日本に約700種いるとされています。 2021〜2023年にかけて生態園で実施された昆虫調査において、科ごとの種数ではアブラムシ科が最も多く、68種確認されました。 |
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2.アブラムシとは?
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(1)アブラムシって何の仲間? 針のように細長い口(口吻)を持つカメムシ目の昆虫です。 |
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(2)子を産んだり、卵を産んだり 普段、アブラムシはメスだけで暮らしています。メスがメスの子を産んでどんどん増えます。年に一度だけ現れるオスと産卵メスが交尾して卵を産みます。 |
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(3)植物とのかかわり方のいろいろ 多くのアブラムシは決まった植物だけを餌としますが、季節によって別の植物に移動するものもいます。植物を変形させて「虫こぶ」を作るものもいます。 |
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(4)アブラムシの敵と味方 数が多く動きが鈍いアブラムシは、いろいろな天敵に狙われます。 |
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3.アブラムシの調べ方
(1)アブラムシの見つけ方
アブラムシの観察が楽しくなる見つけ方のコツを紹介します。
小さくて弱々しいアブラムシを保存し研究するためにはプレパラートという特別な標本にします。プレパラートの実物も展示します。
4.生態園のアブラムシ
(1)生態園のアブラムシポイントマップ
生態園でアブラムシの観察に適した場所を紹介します。
生態園で確認されたアブラムシ約70種を、写真で紹介します。
5.書籍紹介
本展示は、当館で発行している千葉県立中央博物館研究報告特別号12「生態園の自然史Ⅱ−開園35年目の記録−」のデータを元にしています。報告書の全文をPDFで公開しています。
くわしくはこちらをご覧ください。
その他、アブラムシ観察におすすめの図鑑を紹介します。
関連行事
観察会「アブラムシを観察しよう」
日 時:令和8年5月24日(日)10:00-15:00
会 場:生態園・研修室
定 員:10組
参加方法:事前申込、4/24(金)申込開始 5/10(日)〆切
料 金:無料
内 容:アブラムシ専門家であり、展示の監修者である市民研究員を講師として招き、生態園でアブラムシを探して顕微鏡で観察します。
生態園トーク
日 時:令和8年2月21日(土)、3月7日(土)※令和8年度以降の日程は決まり次第掲載します。
各日11:00-11:30、14:30-15:00
会 場:生態園オリエンテーションハウス
定 員:なし、どなたでも
参加方法:当日受付
料 金:無料
内 容:研究員による展示解説を行います。







