生態園トピックス展 どんぐりと松ぼっくり

令和8年度生態園トピックス展
どんぐりと松ぼっくり

会 期 令和8年10月31日(土)〜令和9年5月30日(日)
会 場 千葉県立中央博物館 生態園オリエンテーションハウス
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)・年末年始
入場料 無料(博物館本館は別途入場料が必要です)

 植物のタネ(果実・種子)の中で、大人から子供まで最もなじみ深いものに、どんぐりと松ぼっくりがあります。どんぐりと松ぼっくりについて、意外と知らない花のこと、観察のポイント、他の生きものとのかかわりなどを写真や標本で紹介し、身近な自然観察のきっかけを作ります。

アラカシのどんぐり

アカマツの松ぼっくり

展示内容

(1)はじめに 

 身近な木の実、どんぐりと松ぼっくり。でも、「詳しく知っている!」と自信を持って言える方は、じつはそんなに多くないのでは?この展示では、知っているようでよく知らないどんぐりと松ぼっくりについて、様々な「そうだったんだ!」を紹介します。

(2)どんぐりってなに?

・花からどんぐりになるまで
 どんぐりとは、一般的にはブナ科の樹木の果実(堅果)です。春に受粉した雌花が成長してどんぐりになりますが、熟すまでの期間が種によって異なり、半年かかるものと1年半かかるものがあります。熟すまでの間、1ヶ月ごとに撮影した写真でどんぐりの成長を追ってみましょう。

クヌギの花

・千葉のどんぐり
 千葉県で記録されているブナ科は16種。これらを標本や写真で紹介します。16種のうち、植栽(植林)1種とまれな7種を除いた8種は個体数も多く普通に見られる樹木で、生態園にも生えています。このうちクリを除いた7種のどんぐりの見分け方法も紹介します。

生態園のどんぐり見分け隊(博物館本館・生態園で配布しています)
※生態園のどんぐりマップも含むPDF版のダウンロードはこちら

(3)松ぼっくりってなに?

・花から松ぼっくりになるまで
 松ぼっくりとは、一般的にはマツ科マツ属の樹木の球果(きゅうか)です。球果とは、針葉樹(裸子植物)がつくる果実のようなもののことです。春に受粉した雌花が熟すまで、松ぼっくりは1年半かかります。松ぼっくりの成長の様子を様々な季節の写真で紹介します。

クロマツの枝先(4月)

・千葉の松ぼっくり
 千葉県にはマツ科マツ属は3種分布します。これらの松ぼっくりを標本で展示します。そのうちの1種ヒメコマツは、千葉県では限られた場所に生育する稀少な松です。博物館がおこなってきた調査や保全活動についても紹介します。

ヒメコマツの球果
(4)どんぐり・松ぼっくりの役割

・種子散布のいろいろ
 どんぐりや松ぼっくりには、動けない植物が遠くに種子をばらまく(種子散布)ための工夫が詰まっています。どんぐりや松ぼっくりのいろいろな種子散布の方法を紹介します。風に乗って飛ぶ種子をモデルにした折り紙を、実際に飛ばしてみることもできます。

マツの種子をモデルにした折り紙

・動物とのかかわり方のいろいろ
 どんぐりや松ぼっくりは、いろいろな動物の食料になっています。どんぐりや松ぼっくりを食べる哺乳類、鳥類、昆虫などを紹介します。

コナラの幼果の上にいるシギゾウムシの一種

(5)これはどんぐり・松ぼっくり?

・どこまでが「どんぐり」?
 「どんぐり」という呼び名にはじつは正確な定義はありません。由来も諸説あります。自分はどういうものを「どんぐり」と思っているのか、標本や写真を見て考えてみましょう。

クリの果実

・松ぼっくりのそっくりさん
 マツ科マツ属の球果以外にも、「松ぼっくり」と呼びたくなるものがあるかもしれません。それは松ぼっくりなのかどうか、標本や写真を見て考えてみましょう。

オオバヤシャブシの果穂

(6)いろいろなどんぐり・松ぼっくり

 珍しい「多果どんぐり」や、千葉以外で見られる大きなものや変わったものなど、ちょっと面白いどんぐり・松ぼっくりを紹介します。

アカガシの多果どんぐり

関連行事

体験イベント「生態園でツリーラリー」

生態園内の番号札のついた木を探して名前を調べるウォークラリーです。どんぐりや松ぼっくりのなる木もあります。

日時:令和8年11月3日(火・祝)13:00-16:00
会場:生態園
定員:なし、どなたでも
参加方法:当日申込(随時受付)
料金:無料

観察会「どんぐり博士入門」

生態園で秋の果実を中心に観察します。生態園で見られるどんぐり7種の見分けポイントも伝授します。

日時:令和8年11月8日(日)10:30-12:00
会場:生態園
定員:30名、小学生以上
参加方法:当日申込
料金:無料

生態園トーク

研究員による展示解説を行います。

日時:開催予定はこちらをご覧ください。(随時更新します)
各日11:00-11:30、14:30-15:00
定員:なし、どなたでも
参加方法:当日受付
料金:無料