生態園トピックス展
生態園の地衣類
会 期 令和6年10月16日(水)~12月22日(日)
会 場 県立中央博物館 生態園オリエンテーションハウス
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
入場料 無料
生態園は、県内の代表的な植生を再現している野外観察施設で、市街地にありながら良好な自然が保たれています。当館では、2019年から2023年にかけて、生態園に生育している地衣類(藻類と共生している菌類)の目録を作るために調査を行いました。調査の結果、生態園には21属29種の地衣類が生育することがわかりました。
本展示では生態園を代表する地衣類や生態園では珍しい地衣類を写真と実物から紹介します。
展示内容
■地衣類って何者?
地衣類には名前にコケとつく種類が多くありますが、コケ植物(蘚苔類)とは全く別の生物です。蘚苔類は葉緑体を持っていますが、地衣類は菌類と藻類が共生関係を結んでできた複合体です。菌類は藻類に水などを提供する一方、藻類は光合成によって得られる養分を菌類に与え、互いに助け合いながら生きています。
■いろいろな形の地衣類
地衣類はおおまかな形によって、葉状、樹状、痂状(かじょう)の3つにわけられます。この3つの基本生育形を地衣類の写真から紹介します。
■生態園で見られる地衣類
生態園に生育する地衣類を出現頻度ごとに紹介することで、生態園に生育する地衣類の特徴を明らかにします。
関連行事
ミュージアムトーク
担当学芸員が展示内容について解説します。
日時 12月21日(土)午前11時〜11時30分、午後2時30分~3時
料金 無料
郊外の地衣類
ウメノキゴケなど、郊外で見られる地衣類を観察します。
日時 12月22日(日)午前10時〜午後3時
会場 君津市
料金 保険料50円
地衣類の顕微鏡観察
地衣類の同定方法を学ぶ講座です。乾燥標本を観察しながら、形の違いから種類を区別する方法を学びます。
日時 1月5日(日)午後1時30分~3時
料金 無料
生態園で地衣類観察
生態園に生育している地衣類をルーペを使って観察します。
日時 3月30日(日)午後1時30分~2時30分
料金 無料