令和7年度企画展 生薬〜自然からの恵み〜

令和7年度企画展

生薬〜自然からの恵み〜

会 期 令和8314日(土)~615日(月・県民の日)
会 場 千葉県立中央博物館 第1企画展示室
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)


これ、薬です!
生薬は、古から伝わる知恵の宝庫です。中国の故事では、薬と農業をつかさどる神様、神農が薬草と毒草を見極めるため、赤い鞭(赭鞭)で百草を払い、これらの草をなめて薬効や毒性の有無を検証したと言われています。
人は生きるために必要な薬を野山に求め、使用方法を探求してきました。今も昔も、私たちの身近にある生薬。多様な生薬が語る、薬の物語をお楽しみ下さい。

展示内容

第1章:生薬ことはじめ
葛根湯などの漢方薬に使用される意外と身近な生薬。この章では、生薬についての基礎的情報(生薬とは、生薬と漢方薬の違い、等)をパネルと資料で紹介します。

 

第2章:自然からの恵み
旧千葉県薬草園コレクションから、カテゴリ毎に代表的な生薬を紹介します。
1) 植物の生薬
2) 菌類の生薬
3) 動物の生薬
4) 鉱物の生薬
5) 医食同源
6) これ、毒です

 

第3章:温故知新
生薬及びその元となる自然物に関する学びを古今東西の文献で紹介し、過去と現在、世界と日本・千葉県のつながりをご覧いただきます。
1)中国からの学び
2)日本独自の学び
3)西洋からの学び
4)西洋への日本の動植物の紹介

 

第4章:妙薬おゆずりくだされ
近世から近代の房総の生薬を製薬・売薬・服薬の切り口で紹介し、生薬が人々の手元に届くまでを追いかけます。
1)製薬
2)売薬
3)服薬

 

第5章:薬屋のおしごとは、今
現代の薬屋である、薬剤師を中心として、その養成課程である薬学部や関連職種について広く紹介します。また、県内にある薬草園を紹介します。

 

関連行事

講座「史料でたどる生薬の歴史」
今より少し昔の房総では、どのような薬が作られ、売られ、利用されてきたのでしょうか。史料から歴史の一端をのぞいてみます。
日時 531日(日)13301500
対象 中学生以上
定員 20
参加方法 事前申込(517日(日)〆切)
料金 資料代50円
会場 研修室

 

観察会「生態園で薬になる植物を観察しよう」
薬になる植物を身近な自然の中で観察します。
日時 3月22日(日)13:30~15:00
対象 どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員 20名
参加方法 当日受付
料金 無料
会場 生態園

 

観察会「日本大学薬用植物園見学会」
日本大学薬用植物園で、生薬の元になるいろいろな植物を観察します。
日時 54日(月祝)10001200
定員 小学生以上
定員 20
参加方法 事前申込(420日(月)〆切)
料金 保険料50
会場 日本大学薬用植物園(船橋市)

 

観察会「佐倉ハーブ園見学会」
佐倉ハーブ園で、生薬の元になるいろいろな植物を観察します。
日時 524日(日)10001200
定員 小学生以上
定員 40
参加方法 事前申込(510日(日)〆切)
料金 保険料50
会場 佐倉ハーブ園見学会(佐倉市)

 

体験イベント「薬になる生きものの缶バッジをつくろう」
生薬にまつわるキャラクターを選んで、オリジナルのぬり絵缶バッジを作ります。
日時 315日(日)、426日(日)
10:30120013301500(*3/15は午前の部なし)
対象 どなたでも
定員 各回100
参加方法 当日受付
料金 入館料及び材料代100
会場 2階ホール

 

体験イベント「薬研(やげん)で、入浴剤をつくろう」
薬草などを細かくきざむ薬研という道具を使って、オリジナルの入浴剤を作ります。
日時 412日(日)、615日(月・県民の日)
10:301100113012001330140014301500
対象 どなたでも
定員 各回12
参加方法 当日受付
料金 入館料
会場 2階ホール

 

体験イベント「生薬クイズ〜いろんな生薬見てみよう」
生薬クイズにチャレンジ!実物の生薬にもさわってみましょう。先着でブックレットをプレゼントします。
日時 53日(日)、67日(日)1030120013301500
対象 どなたでも
定員 なし
参加方法 当日受付
料金 入館料
会場 2階ホール

 

ミュージアムトーク

研究員による展示解説を行います。
会期中の毎週土曜日と、320日(金・祝)、45日(日)に実施
各回11:00〜11:30 14:30〜15:00
当日申込、定員なし
料金 無料(別途入場料が必要です)
会場 第1企画展示室