会 期 令和7年10月18日(土)~12月21日(日)
会 場 千葉県立中央博物館 第1企画展示室、生態園オリエンテーションハウス(*生態園オリエンテーションハウスは10月11日(土)から開催)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
入場料 一般300円 高校生・大学生150円
※次の方は無料:中学生以下・65歳以上の方(年齢を示すものをご提示ください)・障害者手帳をお持ちの方(手帳もしくは手帳アプリをご提示ください)及び介護者1名
○関連行事はこちら
田んぼや川、池、海岸等、私たちの身近にある水辺には、様々な昆虫が暮らしています。今回の展示では、水辺の昆虫たちの世界を、標本や生体展示を通して紹介します。
また、博物館の役割として、博物館が収蔵する貴重な標本や希少種の保全活動、市民研究員の調査研究の取り組み等についても取り上げます。
展示内容
1章 水辺に適応した昆虫
川の上流から下流、田んぼや沼、海岸など、環境によって、様々な昆虫を見ることができます。今回の展示では、それぞれの場所に生息する昆虫を、標本や写真とともに紹介します。
また、水中を泳ぐための脚の形や水面に浮かぶための体のつくりなど、水辺に暮らす昆虫が持つユニークな形や能力にも注目しながら、昆虫たちがどのように水辺に適応してきたのか、その不思議と魅力についても紹介します。
2章 中央博物館のコレクションに見る水辺の昆虫
中央博物館では、博物館の重要な役割の一つとして、長年にわたり、多くの昆虫を収集・保管してきました。
昨年度、新たに寄贈を受けたトンボのコレクション(枝コレクション)を中心に、当館が所蔵する水辺の昆虫コレクションを紹介します。
3章 希少な水辺の昆虫とその保全
水辺の環境は、農業や都市開発などの影響を受けやすく、そこに暮らす昆虫たちも年々数を減らしています。本章では、水辺の昆虫が減少している背景やその要因について解説します。
また、県内に生息する代表的な水辺の希少な昆虫「シャープゲンゴロウモドキ」を例に、保全にかかる取り組み等を紹介します。
4章 博物館が果たす役割
水辺の昆虫についての調査研究には、当館の研究員だけでなく、市民研究員も参加しています。こうした活動を通して、身近な自然や環境問題についても紹介します。
5章 生きた水辺の昆虫を見てみよう!(@生態園オリエンテーションハウス)
生態園では、タガメやゲンゴロウ、ガムシなどが実際に水槽の中で泳ぐ姿を観察できます。どのように水中を動き、生活しているのかを間近でみることができる貴重な機会です。
※1章〜4章と場所が異なるのでご注意ください。
関連行事
体験イベント「中央博×鴨シー 水生昆虫の保全現場を見学しよう」
日時:11月9日(日) 13:00-15:00
定員:24名
参加方法:事前申込(お申し込みはこちら)
料金:鴨川シーワールド入館料+保険料50円
内容:鴨川シーワールドが行っている水生昆虫の保全現場を見学します。
ミュージアムトーク
日時:10月18日(土)、10月25日(土)、11月3日(月・祝)、11月23日(日)、12月7日(日)、12月20日(土)
各日11:00-11:30、14:30-15:00
参加方法:当日受付
料金:無料(入場料が必要です)
内容:研究員による展示解説を行います。