令和7年度トピックス展
「利根川の高瀬船」
会 期 令和7年10月11日(土)〜12月7日(日)
会 場 千葉県立中央博物館 第2企画展示室
休館日 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、翌平日が休館)
入場料 一般300円 高校生・大学生 150円
※次の方は無料:中学生以下・65歳以上の方(年齢を示すものをご提示ください)・障害者手帳をお持ちの方(手帳もしくは手帳アプリをご提示ください)及び介護者1名
かつて利根川は北関東一円と江戸、銚子を結ぶ水上交通の大動脈として重要な役割を果たしてきました。陸上交通にその役目を譲る昭和初期までは、高瀬船やサッパ船などの大小さまざまな川船が行き交い、問屋や蔵が立ち並ぶ河岸には多くの物資や人が集まっていました。県立中央博物館大利根分館や関宿城博物館で所蔵する利根川の川船関係資料656点が「利根川中下流域の川船及び関連用具」として令和7年3月、国の登録有形民俗文化財に登録されました。今回の展示では船体部材や船上用具などから、国内最大級の川船であった「利根川の高瀬船」をご紹介します。
◯チラシはこちら
展示内容
第1章 利根川の水運
治水のための付替により、水運に適した河川になった利根川。
高瀬船の航路や船上の生活、大量輸送が可能にした産業などを紹介。
第2章 高瀬船の姿
模型や船体部材(舵や帆、滑車など)から国内最大級の川船とされる高瀬船の構造を解説。
第3章 高瀬船の船大工
板同士を継ぐ船釘や、板の継ぎ目からの水漏れを防ぐマキハダ詰めの道具など、
船の製作に使われる道具とその技術を紹介。
第4章 高瀬船をめぐる願い
安全運航を願う船頭の信仰を集めた「あんば様」、船大工の信仰を通じた同業者の結束を紹介。
関連行事
ミュージアムトーク
研究員による展示解説を行います。
10月19日(日)、11月15日(土)、12月6日(土)
各回11:00〜11:30 14:30〜15:00
当日申込、定員なし
料金 無料(別途入場料が必要です)
会場 第2企画展示室