令和7年度特別展 房総うみの幸 大百科 -千葉の豊かな海と食文化-

会 期 令和7年7月12日(土)~9月23日(火・祝)
会 場 千葉県立中央博物館 第1企画展示室、第2企画展示室
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)※ただし8月12日は臨時開館
入場料 一般800円(640円) 高校生・大学生400円(320円)
 ※次の方は無料:中学生以下・65歳以上の方(年齢を示すものをご提示ください)・障害者手帳をお持ちの方(手帳もしくは手帳アプリをご提示ください)及び介護者1名
 ※( )内は20名以上の団体料金

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 三方を海に囲まれた千葉県は、北西に広がる東京湾、南部の安房・夷隅地域、太平洋に面した九十九里、そして関東の東端に位置する銚子の海など、それぞれの地域ごとに異なる風景と特有の自然環境が広がっています。
 特別展「房総うみの幸 大百科 -千葉の豊かな海と食文化-」では、人々の暮らしや食文化と密接に結びついてきた房総の海の幸に焦点を当て、様々な視点から解説します。

 

展示内容

1.ぐるり房総うみの幸

 東京内湾から銚子まで房総半島を一周旅するように、各エリアの海の環境とそこから得られる海の幸、郷土料理などを紹介します。

東京内湾

 

 東京内湾は江戸時代から豊かな漁場として栄え、様々な魚介類や海苔などの特産物で知られています。本コーナーでは、江戸前寿司、深川めし、海苔を取り上げ、それぞれに関連する食文化を中心に紹介します。

 

コノシロ

安房・夷隅

 

 安房・夷隅地域は、暖流の影響や岩礁域が多く、多様な魚介類に恵まれています。和田浦の捕鯨文化、安房地域の海女、鰹節の作成過程について解説します。また、全国で1位、2位の生産量を誇るイセエビをはじめ、アワビ、サザエやタコ等様々な海の幸についても紹介します。

 

鰹節作成過程

九十九里

 九十九里浜は、日本屈指のイワシ漁場として知られています。特に、カタクチイワシ(セグロイワシ)はこの地域の象徴的な魚で、煮干やセグロイワシの胡麻漬けとして加工され、地域の食文化の一端を担っています。またチョウセンハマグリを使ったぜんなのすまし汁やながらみ等も紹介します。

セグロイワシの胡麻漬け

銚子

 

 千葉県最東端の銚子沖は、暖流「黒潮」と、寒流「親潮」、利根川から運ばれる栄養豊富な水が交錯することから、世界でも有数の漁場となっています。銚子の醤油とサバを使った黒アヒージョ等新しいグルメも注目されています。また、千葉県無形民俗文化財に登録された「カイソウ」という海藻(コトジツノマタ)を使った伝統料理についても紹介します。

 

カイソウ

2.JOMON房総うみの幸

縄文時代の貝塚の貝にスポットを当てて、大昔から豊かだった房総の海について紹介します。

・全国一の貝塚県ちば
・縄文人が愛した貝
・大昔から豊かだった房総の海

 

千葉県水産総合研究センターによる展示

全国有数の水揚げを誇る千葉県の水産業を、技術面でサポートする県水産総合研究セ
ンターから、最新の漁海況予報などの研究や千葉県を代表するキンメダイ漁業などに
ついて紹介します。

・研究の紹介
・調査船の紹介
・千葉県のキンメダイ漁業の紹介

 

関連行事

特別イベント

■オープニングイベント
日時:7月12日(土)10:30-11:30
内容:千葉ブランド水産物等が当たるクイズ大会やオリジナルイベント開催!

 

■県立中央図書館×中央博 トークイベント「東京湾とお寿司」
日時:7月26日(土)13:30-15:00
定員:150人(小学3年生以上)
会場:中央博物館 講堂
参加方法:事前申込(申込期間: 7月4日(金)~7月23日(水))
  ※県立中央図書館ホームページからお申込みください
講師:福地 享子氏(築地魚市場銀鱗会 事務局長)
内容:江戸前寿司に使用されてきた魚介類について説明します。

 

さかなクンがやってくる!
日時:8月1日(金)14:30-15:30
定員:150人(どなたでも)
参加方法:事前申込(申込期間 :7月1日(火)~7月15日(火))
  ※ホームページからのみ受付。申込はこちら
  ※申し込み多数の場合は抽選となります。
内容:さかなクンが中央博にやってくる!楽しく海の幸について学ぼう!

 

■講演会「千葉県ぐるり海の生物と食べ物」
日時:8月16日(土) 13:30-15:00
定員:150人(どなたでも)
参加方法:当日申込
講師:ぼうずコンニャク氏
内容:下総から上総へと地域を巡りながら生物と食べ物を説明します。おいしい千葉県巡りです。

 

■房総うみの幸グルメフェス
日時:8月23日(土)10:00-17:00
定員:なし、どなたでも
内容:海の幸のキッチンカーが大集合!海の幸を食べて学んで楽しもう!みきママのトークショーも開催します。

 

■水産総合研究センター 一般公開
日時:9月13日(土)9:00-16:00
定員:なし、どなたでも
会場:中央博物館 1階
内容:千葉県 水産総合研究センターが中央博にやってくる!研究紹介、タッチプール、クイズ等開催!クイズ正解者にはプレゼントもあります!

 

講座・観察会

■体験イベント「海の幸の缶バッジをつくろう」
日時:7月13日(日) 13:00-15:00
定員:なし、どなたでも
参加方法:当日受付
料金:100円
内容:いろいろな海の幸に色を塗って、オリジナル缶バッジをつくりましょう。

 

■体験イベント「オリジナルミニ大漁旗をつくろう」
日時:7月20日(日) 13:00-15:00
定員:なし、どなたでも
参加方法:当日受付
料金:無料
内容:海の幸の大漁を祝うオリジナルのミニ大漁旗をつくりましょう。

 

■体験イベント「貝合わせであそぼう」
日時:7月21日(月・祝) 13:00-15:00
定員:なし、どなたでも
参加方法:当日受付
料金:無料
内容:貝に好きな絵をかいて、オリジナル貝合わせで遊んでみましょう。

 

■体験イベント「中央博で魚釣り」
日時:7月27日(日) 13:00-15:00
定員:なし、どなたでも
参加方法:当日受付
料金:無料
内容:中央博に海が出現!紙でできたいろいろな海の幸を磁石のついたつりざおでつりあげましょう。

 

■体験イベント「博物館フィギュア×海の幸」
日時:8月3日(日) 10:00-12:00, 13:00-15:00
定員:各回50名、どなたでも
参加方法:当日受付
料金:200円
内容:樹脂粘土でアンモナイトやクワガタムシのレプリカをつくります。魚や貝などの海の生き物の型もあります。

 

■観察会「磯の生きものをさがそう」
日時:8月10日(日) 10:30-12:00
定員:15名、小学生以上
開催地:銚子市
参加方法:事前申込(申込期間:7月10日(木)~7月27日(日))申込はこちら
料金:50円(保険料)
内容:魚や貝、カニ・ヤドカリなど、磯にはたくさんの生きものがくらしています。さまざまな生きものを探して観察します。

 

■講座「古代房総の伝承をよみとく」
日時:8月11日(月・祝) 13:30-15:00
定員:20名、中学生以上
参加方法:事前申込(申込期間:7月11日(金)~7月28日(月))申込はこちら
料金:50円(資料代)
内容:古代に書かれた史書などの写真を用いて、房総の海に関する史料読解に挑戦します。併せて、その時代背景についても解説します。

 

■体験イベント「海の幸の缶バッジをつくろう」
日時:8月24日(日) 13:00-15:00
定員:なし、どなたでも
参加方法:当日受付
料金:100円
内容:いろいろな海の幸に色を塗って、オリジナル缶バッジをつくりましょう。

 

■体験イベント「図書館連携 海の幸の絵本読み聞かせ」
日時:8月31日(日) 13:30-14:00
定員:20名、どなたでも
参加方法:当日受付
料金:無料
内容:魚に関する絵本の読み聞かせを行います。絵本好きなお子さまにぴったりです。県立図書館との連携企画です。

 

■講座「にぼしで学ぶ魚のひみつ」
日時:9月7日(日) 10:30-12:00
定員:10名、小学生以上
参加方法:事前申込(申込期間:8月7日(木)~8月24日(日))申込はこちら
料金:無料
内容:にぼしの解剖をとおして、魚の形や体のつくり、人間とのかかわりについて解説します。

 

■体験イベント「中央博で魚釣り」
日時:9月14日(日) 13:00-15:00
定員:なし、どなたでも
参加方法:当日受付
料金:無料
内容:中央博に海が出現! 紙でできたいろいろな海の幸を磁石のついたつりざおでつりあげましょう。

 

■講座「二枚貝の解剖観察」
日時:9月15日(月・祝) 13:00-15:00
定員:10名、小学生以上
参加方法:事前申込(申込期間:8月15日(金)~9月1日(月))申込はこちら
料金:500円(保険料・材料費)
内容:普段よく食卓に上る二枚貝を解剖して体の構造について学びます。

 

ミュージアムトーク

日時:7月19日(土)、26日(土)、8月2日(土)、9日(土)、16日(土)、23日(土)、30日(土)、9月6日(土)、13日(土)、20日(土)
各日11:00-11:30、14:30-15:00
定員:なし、どなたでも
参加方法:当日受付
料金:無料(入場料が必要です)
内容:研究員による展示解説を行います。

[後援]朝日新聞千葉総局、NHK千葉放送局、千葉テレビ放送、千葉日報社、ベイエフエム、毎日新聞社千葉支局、読売新聞千葉支局
[協力]アリオ蘇我、そごう千葉店、京葉銀行、千葉興業銀行、千葉市加曽利貝塚博物館