教育普及課 尾崎煙雄

プロフィール 

尾崎煙雄

氏名 尾崎 煙雄(おざき けむりお Kemrio OZAKI)
所属等

教育普及課 上席研究員

専門分野 森林生態学
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研究テーマ

  • 房総丘陵の昆虫相(地域研究課題)
  • 房総丘陵の維管束植物相(地域研究課題)
  • 房総のヒメコマツの保全生態学的研究(地域研究課題)
  • 千葉県におけるナラ枯れ病に関する研究(地域研究課題)
  • 生態園の生態系変遷に関する研究(地域研究課題)
  • ヤドリギ類の生態学的研究(普遍研究課題)
  • 下総台地西部の自然(重点研究)

 

研究内容 

房総丘陵の動植物の生態について多面的に研究しています。現在、房総丘陵において絶滅に瀕しているヒメコマツの保全、半寄生植物ヤドリギの生態、カシノナガキクイムシという甲虫が引き起こす「ナラ枯れ病」の研究などについて重点的に取り組んでいます。

 

研究成果

「Extensive selfing in an endangered population of Pinus parviflora var。 parviflora (Pinaceae) in the Boso Hills、 Japan」(Tree Genetics & Genomes、2013年、共著)、「房総の絶滅危惧ヒメコマツ個体群の現状と保全の試み」(Bunrui、2014年)、「Host Plant and Larva of Nygmia staudingeri (Lepidoptera: Lymantriidae)」(Japanese Journal of Systematic Entomology、2019年、共著)、「千葉県で60年ぶりに採集された天然生ヒノキバヤドリギ(ビャクダン科)」(中央博物館研究報告、2024年、共著)、「生態園における森林群落の30年の変化」(中央博物館研究報告特別号12、2024年、共著)など。

 

メッセージ

森の中を這い回るように探索し、生きもの同士のかかわりを観察することが大好きです。これを「森ダイビング」と呼んでいます。植物も動物も菌類も、どんな生きものでも食わず嫌いをしません。生きものの織りなす豊かな世界の一端を解き明かし、紹介していきたいと思います。