プロフィール
氏名 | 西内 李佳(にしうち りか Rika NISHIUCHI) |
所属等 | 展示課 研究員 |
専門分野 | 植生史学 |
関連リンク | ![]() |
研究テーマ
- 房総の維管束植物相(地域研究課題)
- 千葉県の最終氷期(主に2~3万年前)以降の植生変遷(地域研究課題)
- 生態園の生態系変遷に関する研究(地域研究課題)
- 房総のヒメコマツの保全生態学的研究(地域研究課題)
- 日本列島の最終氷期(主に2~3万年前)以降の植生変遷(普遍研究課題)
- 下総台地西部の自然(重点研究)
研究内容
現在私たちが目にしている森林は、地球規模の気候変動を経てできたものです。今ある森林がどのように形成されたのか、花粉や葉、タネの化石から解明したいと考えています。
生態園では主に植生管理を担当しています。豊かな生態系を調査研究に基づき作り出し守り、来園者の皆さまにも気軽に体感していただけるよう日々頑張っています。
研究成果
本州中部や西部の植物化石群から、最終氷期の森林の分布と地形の関係を明らかにしました。千葉県の森林のほとんどを占める照葉樹林の形成過程についても少しずつ調べています。
生態園では、開園35年目の記録として千葉県立中央博物館研究報告特別号12「生態園の自然誌Ⅱ」(2024年3月)をまとめました。
メッセージ
子供の頃から中央博物館が好きで、とうとう職員になりました。「この森はどうしてここにあるんだろう?」「いつからあるんだろう?」という素朴な疑問に向き合っています。今見ている自然には長~い歴史があるということの面白さを、わかりやすくお伝えしたいと思っています。