プロフィール
氏名 | 山本 伸子(やまもと のぶこ Nobuko YAMAMOTO) |
所属等 | 展示課 上席研究員 |
専門分野 | 植物分類学(種子植物) |
研究テーマ
- 千葉県産高等植物の細胞分類学的研究
- 日本で多様化した植物の細胞地理学的研究
- ヒマラヤ産高等植物の細胞分類学的研究
- 房総の維管束植物誌(地域研究課題)
- 生態園の生態系変遷に関する研究(地域研究課題)
- 旧千葉県薬草園生薬標本コレクションと千葉県における生薬・伝統薬に関する研究(地域研究課題)
- 日華区系植物の分類学的研究(普遍研究課題)
- 下総台地西部の自然(重点研究)
研究内容
染色体は遺伝子の本体であるDNAを担っており、数や形を比較することにより、進化の道筋を明らかにすることができます。ヒマラヤや日本で多様化した高等植物の染色体を観察し、属内種間あるいは種内集団間で数や形に変異があるかを調べ、同時に形態的な違いも調べることにより、分類学的な再検討をおこなっています。
研究成果
韓国産のミョウガについて染色体数を報告しました。ミョウガは身近な植物ですが、これまで韓国産のミョウガについては調べられていませんでした。また、千葉県内の地域の植物相についてや、特筆すべき植物についての報告を行っています。
普及書としては、「ヒマラヤ・ホットスポット-東京大学ヒマラヤ植物調査50周年」(2010年、分担執筆)、「ポプラディア大図鑑 植物」(2013年、監修指導)などに携わりました。
メッセージ
身近な植物にも、不思議がいっぱい詰まっています。手にとってよくよく観察すると、きっと新しい発見があると思います。
みなさんの周りにはどんな植物が生えているでしょうか、さっそく外に出て確認してみましょう。