プロフィール
氏名 | 中川 由莉(なかがわ ゆり) |
所属等 | 資料管理課 上席研究員 |
専門分野 | 日本古代史 |
研究テーマ
- 文字資料からみた奈良時代の房総(地域研究課題)
- 律令国家による地域支配(普遍研究課題)
研究内容
文字資料から、律令国家が進めた地域支配について考えています。なかでも、続日本紀や正倉院文書、風土記、平城宮・京出土木簡、県内出土の墨書土器や文字瓦などを使い、奈良時代の房総の姿について検討を進めます。
研究成果
「壬申の乱と伊勢国鈴鹿郡-鈴鹿の山道と鈴鹿関-」『歴史研究』729(戎光祥出版、2025)、「海を渡る僧侶たち」『日本古代の交通・交流・情報2 旅と交易』(舘野和己・出田和久編、吉川弘文館、2016)、「僧綱の管理行政」『日本古代のみやこを探る』(舘野和己編、勉誠社、2015)など。
メッセージ
主に、文献史料から奈良時代のことを研究しています。千葉県は、出土文字資料が豊富ですので、文献史料とあわせて読み解くことで、地域の歴史を紐解きたいと思います。そして、文字から見えてくる歴史を皆さんと一緒に楽しみたいと思っています。