プロフィール
氏名 | 小出 麻友美(こいで まゆみ) |
所属等 | 資料管理課 研究員 |
専門分野 | 日本中世史 |
研究テーマ
- 中世の房総における信仰の広がりに関する研究(地域研究課題)
- 文献史料を用いた中世の儀礼と身分秩序の在り方に関する研究(普遍研究課題)
- 中央博物館の収蔵資料の保存管理に関する研究(地域研究課題)
研究内容
中世の人びとがどのような価値観に基づいて社会生活を営んでいたのかについて研究しています。
最近は中世社会において重要な存在であった神社や寺院がどのようにして信者を獲得していたのかについても調べています。
研究成果
「沖縄県竹富町波照間島ミシュク村跡遺跡の調査 」(『国立歴史民俗博物館研究報告』第226集、 2021年、分担執筆)「東国武士と京都の文化―官職・武芸・和歌― 」(千葉市『誌上市民講座記録集』2020年) 、「千葉氏の聖地」(『歴博』211号、2018年)、「慶應義塾大学文学部古文書室所蔵『中原章房関係文書』 」(『史學』第85巻1-3号、2015年)など。
メッセージ
古い文書や日記を使って、中世という時代について調べています。和様漢文という独特の文体で書かれた文章は一見無機質に見えますが、内容を読み解いてみるとその時代を生きた人びとの思いや活力が詰まっていることがわかります。展示などを通じて、その魅力を少しでも皆さんにお伝えできましたら幸いです。