プロフィール
氏名 | 小田谷 嘉弥(おだや よしや) |
所属等 | 展示課 研究員 |
専門分野 | 鳥類学・動物生態学 |
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研究テーマ
- 千葉県内の鳥類相とその季節性・経年変化に関する研究(地域研究課題)
- 生態園の生態系変遷に関する研究(地域研究課題)
- ジシギ類とヤマシギ(チドリ目シギ科)の生活史および分類学的研究(普遍研究課題)
- 下総台地西部の自然(重点研究)
研究内容
利根川流域で1980年代から40年間継続されてきた調査地を引継ぎ、渡来時期や鳥類相の経年変化を観測しています。丘陵地や森林での定点調査地もこれから見つけたいと考えています。
千葉県にも飛来するジシギ類とヤマシギについて、野外での捕獲調査や博物館標本の調査を行い、渡り生態や換羽などの生活史の記載や分類学的問題の解決を目指しています。
研究成果
千葉県内や国内の各地で記録された稀な鳥類の記録を報告として学術雑誌に報告しました。共同研究者と一緒に調べたジシギ類の血液原虫やオオジシギによってオセアニアから運ばれた貝の報告が出版されました。
メッセージ
野外の鳥たちを気にしてみると、目や耳で得られる情報が増え、日々の生活が少し豊かになることでしょう。観察を楽しむヒントを、展示や観察会を通じてご紹介したいと思います。
野外で拾われた鳥の死体は、この時代に生きた実物を未来に引き継ぐことができる宝箱です。もし見つけたら、ぜひ博物館までご相談ください。