プロフィール
氏名 | 山中 蛍(やまなか ともる) |
所属等 | 展示課 研究員 |
専門分野 | 自然地理学・変動地形学・古地震学 |
研究テーマ
- 段丘地形を指標とした第四紀地殻変動の研究
- 活断層の分布と地震発生パターンに関する研究
- 地形発達史
- 房総半島の段丘地形と第四紀地殻変動の諸相(地域研究課題)
- 島弧斜め衝突帯の地殻構造改変に関する地形学的研究(普遍研究課題)
- 下総台地西部の自然(重点研究)
研究内容
変動帯に位置する日本列島では、地形の成り立ちに現在進行中の地殻変動が関わった場所が数多くあります。どのような地殻変動が繰り返された場所なのかを、地形を手がかりに明らかにする研究を行なっています。
研究成果
・本州を南北に横切る糸魚川-静岡構造線の地形地質調査を行い、最近の地質時代の断層運動史を解明(地理学評論96巻 2023年)
・全国の活断層分布を調査(「1:25,000活断層図」、国土地理院)
・『エコミュージアムと大学博物館』(分担執筆、淺野俊久ほか 2023年 丸善出版)
メッセージ
地形は、動植物が少ない大都市でも観察可能な自然の造形物です。人間の土地利用も地形を賢く活かしている場合が多く、地形を知ることで身近な景観が面白くなります。ご近所の地形から日本列島全体まで、様々なスケールの地形について紹介していきたいと思います。