プロフィール
氏名 | 山中 蛍(やまなか ともる) |
所属等 | 展示課 研究員 |
専門分野 | 自然地理学・変動地形学・古地震学 |
研究テーマ
- 段丘地形を指標とした地殻変動の研究
- 活断層の分布と地震発生パターンに関する研究
- プレート収束帯の地形発達に関する研究(普遍研究課題)
- 房総半島の地形発達史と第四紀地殻変動に関する研究(地域研究課題)
- 下総台地西部の自然(重点研究課題)
- 東京湾の変遷を探る(重点研究課題)
研究内容
変動帯に位置する日本列島では、地形の成り立ちに現在進行中の地殻変動が関わった場所が多くあります。どのような地殻変動が継続した場所なのかを、地形を手がかりに明らかにする研究を行なっています。最近は、人間活動による千葉県の地形の変容についても関心を持ち、調査を行っています。
研究成果
地殻変動と地形の成り立ちの関係や、活断層の分布とその活動史について、中部・中四国地域で調査・研究を行い、それらの成果を報告してきました。国土地理院の全国活断層帯情報整備に参加し、その成果は『1:25,000活断層図』として公表されています。野外における地形・地質データの精密な三次元記録手法についても報告を行ってきました。
メッセージ
地形は、動植物が少ない大都市でも観察可能な自然の造形物です。人間の土地利用も地形を賢く活かしている場合が多く、地形を知ることで身近な景観が面白くなります。ご近所の地形から日本列島全体まで、様々なスケールの地形について紹介していきたいと思います。