プロフィール
氏名 | 小林 大純(こばやし ひろずみ) |
所属等 | 分館 海の博物館 研究員 |
専門分野 | 動物分類学・生態学(魚類) |
研究テーマ
- 房総の陸水性魚類の生態に関する研究(地域研究課題)
- 生態園の生態系変遷に関する研究(地域研究課題)
- 中央博物館の収蔵資料の保存管理に関する研究(地域研究課題)
- 魚類の分類と生活史(普遍研究課題)
- 下総台地西部の自然(重点研究)
研究内容
主に川や洞窟に生息するハゼやサヨリの仲間を中心に、奇天烈な形をした魚の進化の歴史や仕組みについて調べています。最近では、東南アジアを中心としたインド太平洋地域の淡水魚の分布調査や分類学的研究を通して、より大きな視座に立って現在の世界の魚類相がどのように形成されたのかについても検討しています。
研究成果
「日本産ホシマダラハゼ属の分類学的再検討」(Ichthyological Research, 2024: 英文筆頭); 「スラウェシ島中部古代湖から得られたメダカ属の新種記載と近似種の再記載」(Ichthyological Research, 2023: 英文筆頭); 「嘴を持たないコモチサヨリ科魚類の1新種 」(Copeia, 2020: 英文筆頭)など
メッセージ
サヨリのアゴはなぜ長い? なぜ世界中の洞窟魚は皆白くて目が小さいのか?
魚というこれだけ身近な生物ですら、未だに分からないことだらけです。家から一歩外に出て、そんなわくわくするような不思議を追いかけてみませんか?