令和8年度中央博セミナーのご案内
千葉県立中央博物館では、職員の調査研究の成果を展示や教育普及事業を通じて、県民の皆さまにお届けするとともに、この中央博セミナーで調査研究の成果発表や調査レポートなどをお届けしています。どなたでもご参加いただけます。
第1回中央博セミナー
日 時:令和8年7月28日(火)午後1時30分~
会 場:千葉県立中央博物館 本館1階 講堂(千葉市中央区青葉町955-2)
その他:当日受付、先着順150名、入場料不要
発表1
発表者:下稲葉さやか
タイトル:台湾のキョンの狩猟方法と流通
要旨:キョンは、房総半島南部に定着しているシカ科の哺乳類で、生態系や産業に被害を与える外来種であることから対策が急務です。そこで、捕獲や利活用の参考となる情報を収集する目的で、キョンが自然分布する台湾において原住民によるキョンの狩猟方法や流通等を調査しました。本発表では、原住民の狩猟者や飼育施設、市場、博物館等を対象に実施した聞き取り調査等の結果を報告します。(なお、本調査は県の短期海外研修制度を活用し、自然保護課と共同で実施したものです。)
発表2
発表者:伴光哲
タイトル:千葉県におけるカメムシ研究の話題
要旨:千葉県からは400種を超えるカメムシ亜目が記録されています。この種数は、日本産のカメムシ亜目昆虫の種目の約3分の1程度、近隣の神奈川県から記録されている種目とほぼ同じ数です。私は2019年に中央博物館に着任して以来、千葉県のカメムシ亜目のファウナ解明を研究課題の1つとして取り組んできました。本講演では、私がこれまで解明した知見のうち、2023年に新種記載したキヨスミチビナガカメムシと、2024年に公表した房総丘陵におけるマルグンバイ属の分布調査の結果と今後の展望を報告します。また、千葉県から見つかっているさらなる未記載種についても紹介します。

