日本産の海岸生葉状地衣として16種が認められました(文献).中には海岸との結びつきが強い種もありますが,必ずしもそうでない種もあるようです.今後研究が進めば,種数はさらに多くなることが予想されます.
葉状地衣を①から⑨の9つのグループに分けました.すぐ下の表で,まず①に当てはまれば①へ,当てはまらなければ②に当てはまるか,次に③,④,⑤の順に調べます.それでも当てはまらなければ,⑥から⑨のどれに当てはまるか比較します.
その表の左端の①~⑨の番号から,それぞれのグループにジャンプします.
和名や,グループ名の後の「●」は,それぞれの図鑑にリンクしています.
※形態(体の造り)の説明は,関連ページ「地衣類って何?」の中の「地衣類の体の造り」をご覧ください.
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灰色帯にはキクバゴケ属の複数の種が出現する.Xanthoparmelia saxeti ハマキクバゴケ以外は,化学成分を調べないと同定は難しい.
Phaeophyscia exornatula
チヂレクロウラムカデゴケ(●)
⑤,⑥,⑦,⑨は広い意味でのムカデゴケの仲間.しっかりと観察すれば,形態だけで同定できる.
Myelochroa leucotyliza
ヒカゲウチキウメノキゴケ(●)
Phaeophyscia spinellosa
メラクロウラムカデゴケ(●)
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