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サルオガセ属は,根元があって,木の幹や枝にしっかりと付着してます.しかし亜高山帯のナガサルオガセは,基物にしっかりと付着することなく,枝に絡まっていることが多いようです.
先端だけが伸びるのではなく,全体がまんべんなく伸びるので(文献1),ちぎれて他の枝に絡みつき,そこでまた長くなることができるのです.そういう生活をしている個体がとても多いのでしょう.
(文献1)Ino Y., Fujii M., Nakano Y. & Yoshida M. 2003./ Mode of elongation growth of Usnea longissima Ach. on Mt. Kushigata, central Japan./ Lichenology 2(1): 1-4. |
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