屋久島の地衣類に関するまとまった唯一の報告は,佐藤正巳 が1950年(昭和25年)4月10日から5間の日程で安房から小杉谷にかけて調査したときのものでした(文献1).それ以降,断片的な報告はあるものの,その全貌は全く分からない状況でした.
そこで,2019年(令和元年)10月から,屋久島在住の市民研究員 池田 裕二と当館職員 坂田 歩美は,屋久島産地衣類の全貌を明らかにするため共同研究を始めることにしました.
【文献1】佐藤正巳.1950./ 屋久島の地衣類./ 資源科学研究所彙報 (17・18): 167-173.
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