深海の謎を解き明かす革新的な手法の開発 深海頭足類の多様性評価に新たな扉(2025.4.30)

[担当:駒井 智幸]

当館の駒井智幸(地域連携課長 兼 研究課長)と宮正樹(元主任上席研究員)が参加している共同研究グループは、水中に放出された生物由来の微量なDNA「環境DNA」を解析することで、頭足類(主にイカやタコの仲間を含む生物群)の存在を迅速かつ効率的に検出する技術を確立しました。
これにより、北西太平洋の水深200~2,000 mの深海域から、ダンゴイカのような小型種からダイオウイカのような超巨大な種まで多様な頭足類のDNAの検出に成功しました。知られざる深海の生態系を理解する新たな手段として、今後さらに発展することが期待されます。
本研究成果は2025415日に、国際学術誌「Marine Environmental Research」に掲載されました。
詳しくはこちら