県内中学生が千葉県初記録となる魚を発見し、 学術論文を発表(2025.5.13)

[担当:分館海の博物館 川瀬裕司]

鴨川市の中学生が漁港の岸壁で採集した魚が、千葉県初記録で分布北限記録となるクラカケエビス(イットウダイ科)であることがわかり、学術雑誌「Ichthy(イクチィ)」で発表されました。

中学生は分館海の博物館(勝浦市)の研究員に指導を受けながら、採集した魚の形態的な特徴を自分で観察・計測して、本種であることを明らかにしました。当館では、房総半島周辺に生息する海の動植物の標本を網羅的に収集してきましたが、これまでに本種の記録はありません。この標本は千葉県産魚類の多様性を示す貴重な資料として、当館で登録・保管しています。

分館海の博物館では、5月17日(土)から、研究内容の概要とクラカケエビスの液浸標本を、トピック展示として紹介します。

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