連載日記 房総の海から塩を採る

連載日記 房総の海から塩を採る 塩はこび 

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当館職員が塩作りに挑戦します。房総の海に出かけアマモを採取したり、試行錯誤しながらの挑戦の様子を連載していきます。

7月22日(4)(金)雨 

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(19)(藻炭なし)
(17)から2分加熱しました。水分の蒸発がさらに進み、塊が解れてきました。

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(20)(藻炭入り)
(18)から3分後、火を止め、余熱で水分を飛ばしています。

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(21)(藻炭なし)
(19)から5分後。藻炭入りの塩と比較するためにバットに入れかえました。水分が完全に抜けた塩の完成です。

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(22)(藻炭入り)
藻炭なしと同様に、バットに入れ替えました。藻炭入りは、藻炭なしより、水分の蒸発が早かったので先に完成しました。
 

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【藻炭なしと藻炭入り塩の比較】

・所用時間 10:10~11:14
(藻炭ありの方が8分程度早く水分が蒸発)
・重さ 
(藻炭なし)70g(藻炭入り)67g
・触感   指に粉のようにくっつく感じ
・見た目
(藻炭なし)
藻炭入りの塩と比べると白く見えますが、
肉眼では海の砂のような色をしています。
(藻炭入り)
肉眼でみると砂鉄によく似た黒色をしています。
・味 
5人で味見をしました。
市販の食卓塩より両方うま味を感じました。
黒色の方が全員塩味を強く感じました。

 

7月22日(3)(金)雨 

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(13)(藻炭なし)
(11)から10分後、鍋の縁についている塩の量が増えてきました。

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(14)(藻炭入り)
(12)から8分後、ほぼ水分がなくなって、気泡でできた穴が数個あきました。

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(15)(藻炭なし)
(13)から7分経過しました。鍋縁の塩はそぎ落としました。水分量の多いペースト状になりました。

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(16)(藻炭入り)
(14)から4分後、ペースト状になってきました。

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(17)(藻炭なし)
(15)から更に7分後、水分がなく、ほとんど砂状になってきました。

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(18)(藻炭入り)
(16)から4分後、少しさらさらしてきました。

 

7月22日(2)(金)雨 

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(7)(藻炭なし)
吹きこぼれてから一度火を止め、再度、中火で加熱しました。白い大きな泡と湯気がでてきました。

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(8)(藻炭入り)
(7)と同様に加熱すると、黒い泥状のところからボコボコとした泡がでてきました。

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(9)(藻炭なし)
10分経過しました。泡状の白いものが広がってきました。

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(10)(藻炭入り)
同じく10分経過。(8)より少しどろっとしてきました。

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(11)(藻炭なし)
さらに10分経過しました。半分くらい蒸発がすすみ、塩らしい白いものが鍋の縁についていきました。

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(12)(藻炭入り)
(11)と同じく経過。黒い炭のようなものが膨らんできました。

 

7月22日(1)(金)雨 

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(1)6月から保存していた塩分濃度19.2%の海水に20日に作った炭化アマモ(藻炭)を半量(40g)加えて、ろ過したものを2つの容器に同量いれます。

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(2)(1)で2つに分けたろ過海水(鹹水)に、左側の土鍋には、再び藻炭を40g入れ、右の土鍋には、そのままの鹹水を入れ、同時に加熱しました。

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(3)藻炭40g+鹹水390gを入れた土鍋

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(4)鹹水390gを入れた土鍋(黄色いシールが目印)

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(5)強火で加熱をはじめて5分、鹹水は沸騰し吹きこぼれてしまいました。土鍋を容器にして加熱したため、火力を弱めてもすぐには温度が下がらず、吹きこぼれてしまったようです。

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(6)藻炭入りも同様に沸騰しましたが、(5)と同じ火力でも、藻炭が入っていないもののような、吹きこぼれはありませんでした。

 

7月20日(水)晴れ 

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(1)今日は乾燥したアマモを灰にします。その前に再度、天日干しをしてアマモを乾いた状態にしました。

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(2)BBQコンロを準備します。炭を入れるところにアルミホイルを敷き、乾燥アマモをいれます。

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(3)今回は竹を種火にしてアマモに着火も試みましたが、前回と同じく燃え広がりませんでした。

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(4)アルミホイルに包んだ乾燥アマモを網の上に置き炭火で下から加熱しました。

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(5)最後は、アルミホイルに包んだアマモを、炭の上に直置きして加熱しました。
灰とまでは行きませんでしたが、炭化したアマモが完成しました。

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(6)アルミホイルから落ちた炭化アマモと、市販の炭が混ざらないように慎重にとりました。

 

7月7日(木)くもりのち晴れ

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今日はアルミホイルにアマモを包んだまま、終日室内に置いておきました。

7月2日(土)晴れ

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今日もアルミホイルの上にアマモを敷き、天日干しをしました。
※屋内に一晩置くと湿気をすってしまう様なので、アマモの上にも全面アルミホイルをかけ、室内にしまいました。

 

6月30日(木)晴れ

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今日は、アルミホイルの上にアマモを敷き、再び天日干しをはじめました。今日も平均して40℃を超える晴天でした。

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6月27日(月)晴れ 

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今日は乾燥したアマモを灰にします。
準備(1)乾燥アマモの重さを量る。
重さ=160g(アルミホイルを除く)

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(2)BBQコンロを準備します。
 炭を入れるところにアルミホイル
 を敷きます。

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(3)乾燥アマモを(2)の上に
ふわりと広げ敷きます。
直接チャカマンで点火…しましたが火は燃え
広がらず。。。断念。

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(4)燃えなかった乾燥アマモは、アルミホイル
 ごと再び、後日天日干しへ。

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【海水ろ過】6月21日に別容器で常温
保存していた箱に残った茶色い海水を
ろ過する。

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ろ過した海水の塩分濃度は19.2%、
その量は740㎖でした。
それをペットボトルに移しました。

 

6月25日(土)晴れ

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今日もアマモを天日干ししました。今日は40℃を超える晴天でした。

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アマモから落ちた塩。

 

6月23日(木)くもり

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アマモを完全に乾かすため、今日も天日干しをしました。アマモの表面に細かい塩が目立つようになってきました。

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今日もアマモは完全には乾きませんでした。

 

6月22日(水)くもり

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アマモを完全に乾かすため、今日からアマモの天日干しをはじめました。午前中の気温は30℃位でした。

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午後になっても、アマモは乾きませんでした。

 

6月21日(火)くもり

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今日も前回と同じように箱に溜まった海水を、計量カップを使って500㎖アマモにかけては天日干しをしました。箱に溜まった海水の塩分濃度は14%でした。

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アマモにかけていた箱に溜まった海水の量もだいぶ減ったので、今日でアマモに海水をかけるのを 終りにしました。残った茶色い海水は、別容器に入れ、日陰に常温で保存しました。

 

6月18日(土)くもり

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今日も昨日と同じ海水を500㎖アマモにかけました。

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アマモにかけている海水は、色が濃い茶色になり、量も減ってきました。

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干したアマモにはうっすら塩がついています。

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6月17日(金)くもりのち晴れ

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今日も前回と同じように箱に溜まった海水を、
計量カップを使って500㎖アマモにかけました。

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今日の塩分濃度は7.8%でした。

 

6月14日(火)くもり

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今日は風が強いので、アマモが乾きやすそうです。

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今日も日曜日と同じように箱に溜まった海水を、
計量カップを使って500㎖アマモにかけました。

 

6月12日(日)晴れ一時雷雨 

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昨日のアマモを洗った海水を、今日は計量カップを使って500㎖アマモにかけました。

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12時すぎ頃、突然の雷雨が…結構な大雨です。

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箱の蓋を2枚使って雨をガード。。
軒下があってよかった。。。

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1時すぎ頃雨があがり晴れてきました。

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これは塩分濃度を測る塩分濃度計です。

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今日の塩分濃度は6.2%でした。

 

6月11日(後半)(土)くもり時々雨

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のこりは、計量カップを使ってにごっていない部分をすくってザルへ移しろ過しました。

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ろ過し終わった海水の中に再度アマモを投入します。

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アマモを洗います。

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またアマモをザルに移し、さっきアマモを洗った海水を再びアマモにかけます。

 

6月11日(前半)(土)くもり

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今日で海から採取した海水を直接アマモにかけるのを終了します。

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海水をかけはじめてから今までの回数は、合計で20回になりました。

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次に、アマモにかけていた海水には砂やゴミが多く混ざっているため、ザルとキッチンペーパーを使ってろ過します。

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アマモにかけていた海水を直接ザルへ流し入れます。

 

6月9日(木)くもり時々晴れ

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今日も時間をおいて午前中に2回、午後3回500㎖の海水をアマモにかけ乾かしました。

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海水をかけた直後のアマモ。

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数時間放置し乾燥させたアマモ。

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アマモにかけた海水は、昨日より茶色が少し増したように見えます。

 

6月8日(水)くもり

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昨日は2回、今日は3回500㎖の海水をアマモにかけ乾かしました。海水をかけはじめてから累計で13回かけました。

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透明な海水をアマモにかけることで、少し茶色くなりました。

 

6月5日(日)くもり

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気温27.9℃(くもり時々晴れ)昨日に引き続き、2時間に1回500㎖の海水をアマモにかけ乾かしました。

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4回海水をかけ、天日干しを繰り返しました。
(9:05~15:40の間)

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今日、2回目に海水をかけた後の海水の塩分濃度は5.4%でした。

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ちなみに(下に溜まった海水の塩分濃度を測定)、前日の塩分濃度は5%でした。
※採取した海水の塩分濃度は3.6%です。

 

6月4日(土)晴れ 

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気温28℃(晴れ)収穫したアマモを広げると
ヨコエビ(海辺を跳ねる虫)が大量について
いました。

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収穫したアマモは、9:00~15:00まで天日
干しし、乾燥させました。ヨコエビも死滅。

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アマモは天日干し後12kgから3.3kgになり
ました。

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乾燥前のアマモを使って塩づくりをします。

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テンバコの上にザルを置き、その上にアマモ
を載せ、海水をかけて天日で乾かします。

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1~2時間に1度500㎖の海水をかけ、天日
で乾かす。それを5回繰り返しました。

 

6月3日(後半)(金)晴れ 

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12時すぎ頃の様子です。

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アマモは、海藻ではなく、海にはえる海草の
仲間です。

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そして、根・茎・葉があり、花が咲き、種を作
ります。※このアマモは漂着物です。

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アマモは、砂質の海底に茂り、いろんな海洋生物のすみかになっています。この日は、ハゼの稚魚や蟹、ヤドカリや貝などを見る事ができました。

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アマモをクーラーボックスに12kg採取する
ことができました。

 

6月3日(前半)(金)晴れ 

塩汲み地図

関宿城博物館から、アマモと海水を富津海岸に採取に行ってきました。

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左の地図の矢印の部分がここです。

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海岸に沿ってアマモが打ちあがっていました。

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バケツにアマモを採取中です。

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海水採取風景です。

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海の博物館から勝浦の海水を分けていただきました。この海水を使って塩づくりをします。