鉄鋼産業(タイトル)
もくじ(メニュー)
鉄鋼産業(メニュー)
鉄の誕生(メニュー)
鉄の原料は?(メニュー)
昔はどのように鉄をつくったの?(メニュー)
鉄の大量生産のはじまり(メニュー)
銑鉄と鋼鉄(メニュー)
2つの問題(メニュー)
転炉と平炉の発明(メニュー)
鋼鉄の大量生産と加工(メニュー)
鉄の大量利用のはじまり(メニュー)
現代の製鉄所(メニュー)
いろいろな鉄製品(メニュー)
鉄とリサイクル(メニュー)
ベッセマーが転炉を発明してから100年以上たっても形はほとんど変わらない
そうよ。
これで大量
の良質
(りょうしつ)
の鉄 (鋼鉄)
がつくられる
ようになったのね。

鉄の大量生産のはじまり(タイトル)

転炉と平炉の発明
ベッセマー転炉(1/2模型)
ベッセマー転炉
(1/2模型)
ベッセマー
ベッセマー
H.Bessemer
(1813-1898)
転炉の発明
1856年にベッセマー(1813〜1898)は,銑鉄(せんてつ)に空気をふきこんで不純物(ふじゅんぶつ)(炭素など)を取り除く転炉法(てんろほう)を発明しました。ベッセマー転炉は,大量の銑鉄を簡単(かんたん)に鋼鉄(こうてつ)に変えることができる画期的(かっきてき)な発明で,鋼鉄の値段(ねだん)が安くなりました。
また,トーマス(1850〜1885)は,1875年に転炉の内側(うちがわ)に新しいタイプのレンガを使う方法を発明しました。これにより質の悪い鉄鉱石からも鋼鉄がつくられるようになりました。
ベッセマー転炉断面図
ベッセマー転炉断面図(だんめんず)
この図をくわしく見る
現在の転炉
現在の転炉
平炉の発明
八幡製鉄所内のシーメンス・マルチン平炉
八幡製鉄所内の
シーメンス・マルチン平炉
ヴェルヘルム(1823〜1883)とフレデリック(1826〜1904)のシーメンス兄弟は,高熱をつくり出す蓄熱炉(ちくねつろ)「平炉」に銑鉄を入れて鉄鉱石といっしょに燃やし,不純物を取り除く方法を1861年に発明しました。
1864年にはエミールとピエールのマルチン父子が,銑鉄と鉄くずを入れて不純物をとる方法を開発しました。この炉は,シーメンス兄弟とマルチン父子の協力(きょうりょく)により完成(かんせい)したので,シーメンス・マルチン平炉と呼ばれました。
まえにもどる
つぎにすすむ
ホーム千葉県の産業について調べよう千葉県の産業の歴史と未来電力産業石油産業鉄鋼産業