今年もまた、河川敷の春だよりを皆さまにご報告する季節となってきました。昨年から今年にかけて新型コロナが猛威を振るい、外出もままならなくなってしまった昨今、一服の清涼剤としてお役に立てればと、昨年より少し早いご報告となりました。今年も河川敷周辺の花々の開花情報と季節によって移り変わる周辺の景色をお楽しみください。
2021年 河川敷の春だより
4月4日(日)
お城周辺の桜の花は昨年より早く散り始め、葉桜の緑が見えてくるようになってきました。今年はこれで、河川敷の春だよりを終わりとさせて頂きます。来年もまた春だよりを楽しみに見て頂ければ幸いです。
堤防沿いの土手の菜の花は、見頃は過ぎましたが、菜の花の黄色く愛らしい姿や、その香りでもう少し私達の目や鼻を楽しませてくれそうです。
中之島公園の桜の花もお城周辺ほどではありませんが、緑の葉が少しずつ目立つようになってきました。
江戸川沿いの土手の歩道にヤハズエンドウを見つけました。この名前は、植物学の標準的な和名です。一般的にはカラスノエンドウと呼ばれています。この植物は、マメ科で今頃の時期(3〜6月)にかけ、赤紫で蝶形の花を咲かせます。しかし、豆果が真っ黒になるため、カラスの名前がついたそうです。
3月31日(水)
天守閣を背景に桜の花がよく冴えます。
手の届く高さのところにもかわいく咲いています。
しだれ桜と菜の花のコントラストがきれいです。
日本庭園内に咲く桜です。館内(情報チェックコーナー)からもご覧になれます。
3月27日(土)
今年も関宿城さくらまつりは中止となりましたが、桜の花は満開となっています。
関宿城の本丸跡には訪れる人も少なく、その分情緒があります。
土手を少し下ってみると、少し違った角度の景色が見えてきます。
今日の関宿水閘門は水面も静かで鏡のよう…。
3月25日(木)
にこにこ水辺公園の桜はいまやっと六分咲きといったところでしょうか。博物館周辺の桜の開花には少しバラつきがあり、未だ咲いていない木もあり、今年は長く桜の花が楽しめそうです。
江戸川沿いの土手の菜の花と咲き始めた桜の花のピンクがとてもきれいです。
中之島公園の桜の花は、博物館前のものより開花が少し遅いようです。桜の花の代わりに多くの菜の花やタンポポが咲いていました。現在、日本で確認されるタンポポの約8割はセイヨウタンポポと言われていますが、この公園に自生するタンポポ(蒲公英)の中に二ホンタンポポを見つけました。
二ホンタンポポとセイヨウタンポポの見分け方は、総苞片(そうほうへん)の形をみるとわかります。花びらの付け根にある総苞という場所の「総苞片が反り返っているのがセイヨウタンポポで写真のように総苞片が丸まっているものが二ホンタンポポです。
3月17日(水)
関宿城周辺の菜の花は今、花盛りです。
にこにこ水辺公園の桜の木に早くも1輪、花が咲きました。
中之島公園の土手にスミレの花がたくさん咲いていました。スミレの名前は、昔大工さんが線を引くのに使う墨入れ「墨壺」の形がスミレの花の咲き始めの姿に似ているためついたという説があります。
中之島公園の樹齢100年といわれた大きなこぶしの木が撤去されて数か月がたちました。その場所だけが寂しく映っていましたが、新たに五霞町が大こぶしの歴史を絶やさぬように江戸川河川事務所の許可を得て新たな苗木を植樹したそうです。この木の成長を末永く見守りたいですね。
3月11日(木)
関宿城址にも菜の花が多く広がり、木には白い花(ハクモクレン?)が咲きこぼれています。
堤防沿いの土手にも黄色い菜の花がたくさん咲きはじめました。
茨城県も千葉県も土手には菜の花がきれいです。
博物館に上がってくる途中の土手の菜の花も地面を一層黄色く染めています。
3月4日(木)
菜の花の黄色がお城の白を一層引き立てきれいです。
博物館に上がってくる途中の土手の菜の花も、段々と広がり、土手を黄色く染めています。ちなみに、菜の花はアブラナ科アブラナ属の総称で、鷹菜(関宿の伝統野菜)もこれに含まれます。
土手下にホトケノザ(シソ科)が咲いていました。この花は、葉の形が仏様の蓮座に似ているため、この名前がついたそうで、葉が段状に3階建ての屋根に見えることからサンガイクサ(三階草)とも呼ばれるそうです。ちなみに、「七草がゆ」に入る春の七草の一つに数えられるホトケノザは、「コオニタビラコ(キク科)」という植物のことで、これとは別ものです。
中之島公園の数本の樹木の周りに水仙の花が咲いていました。今は、数輪しか咲いていません。
2月27日(土)
にこにこ水辺公園の駐車場の梅の花が賑わいを見せ始めました。
白い梅の花と空の青が美しいコントラストをみせてくれます。近づくと花のいい香りがしました。
土手の菜の花も増えてきました。
中之島公園の白梅もほぼ満開と言ったところでしょうか?
2月19日(金)
にこにこ水辺公園のサンシュユが開花しました。白梅とのコントラストが美しいです。
庭園の紅梅が咲き始めました。開館したらぜひ紅梅越しの天守を見に来て頂けたら幸いです。
土手の菜の花も少しずつ咲き始めています。
中之島公園の紅梅がそろそろ終わりを告げ、白梅が咲き始めていました。
2月14日(日)
にこにこ水辺公園のサンシュユの花の蕾が膨らみ始めました。
オオイヌノフグリが土手に群生をつくっています。
中之島公園の白梅がちらほら咲き始めました。
中之島公園の紅梅は満開が少し通り過ぎた感じがします。
2月7日(日)
にこにこ水辺公園の白梅が咲き始めました。
中之島公園の紅梅は7分咲きといった所でしょうか?
近くから梅をみると、蕾もありますが、花が少し赤茶けたように見えるものもあります。
博物館売店の土手には、オオイヌノフグリの小さい花が咲き始めていました。 可愛らしいこの青い花は、日本に昔から自生するイヌノフグリに似ていて、それより大きいからオオイヌノフグリと呼ばれるようになったそうです。また、イヌノフグリは、種の形が雄犬のフグリ(陰嚢)に似ていたから、そう呼ばれるようになったという説もあります。
1月26日(火)
中之島公園のこぶしの木は跡形もなくなくなってしまいました。
中之島公園のこぶしの木がなくなり、お城がよく見えるようになりましたが、少しさびしく感じます。
梅の花がちらほら咲き始めました。
花の数は多くないですが、ピンクの花びらが可愛らしい様子を見せてくれています。