水車小屋

おまつり広場から坂を下ると、水の流れる音が聞こえてきます。谷間にたたずむように建つ水車小屋です。

水車小屋

水車小屋江戸時代末期の水車小屋を再現しています。房総地方にもかつて昭和初期頃まで数多くの水車小屋があったと伝えられています。 水車の用途には、動力と灌漑がありますが、当館の水車は動力用として作られています。
動力用として、穀類の精白用搗臼(つきうす)2基と挽臼(ひきうす)を設置しています。搗臼は穀類の精白、藁打ち、油絞り等に、挽臼は搗臼で精白した穀類を挽いて粉にするために使いました。
なお、水車の動かし方には、上掛式(水車の頂部に水流をあて、水車を回す方式)、胸掛式(水車の中央部に水流をあて、水車を回す方式)及び下掛式(水車の下に水流をあて、水車を回す方式)がありますが、この水車は、胸掛式になっています(水車の直径3.6m)。