普遍研究課題(生命誌系1)
- 分類学的多様性に関する基礎的研究
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普遍研究課題(生命誌系1)研究テーマ1
研究タイトル 十脚甲殻類の分類 研究代表者 駒井智幸 研究内容 全世界の十脚甲殻類を対象とした分類学的研究を行い、系統学的研究や生物多様性研究への基盤整備に貢献する。今年度は、深海生物の環境DNAメタバーコーディング技術開発の最終年度にあたるので、採水技術の確立と深海性種のリファレンスデータの蓄積に向けて研究を進める。 -
普遍研究課題(生命誌系1)研究テーマ3
研究タイトル 地衣類の多様性に関する研究 研究代表者 原田 浩 研究分担者 坂田歩美、共同研究員、市民研究員 研究内容 主として日本および周辺地域を対象として、地衣類の分類・分布、化学成分等に関する研究を行う。今年度は、(1)「日本産地衣類の総合的なデータベースの整備とウェブ公開」を継続しデジタルミュージアム「日本の地衣類(ウェブ図鑑)」等のコンテンツの充実を図り、(2)海岸など特殊環境に生育する地衣類の多様性解明、等を、共同研究員・市民研究員・館外研究者と協力して実施する。 -
普遍研究課題(生命誌系1)研究テーマ4
研究タイトル 日本産地衣類の分類学的研究 研究代表者 坂田歩美 研究内容 リトマスゴケ科を中心に日本産地衣類の分類を形態、分子系統、含有成分に基づいて明らかにする。 -
普遍研究課題(生命誌系1)研究テーマ5
研究タイトル バラ属植物の香りの研究 研究代表者 御巫由紀 研究内容 バラ属の野生種、オールドローズ、現代品種の香りを分析し、フルーツ香の香りの起源を明らかにする。 -
普遍研究課題(生命誌系1)研究テーマ6
研究タイトル 環境DNAメタバ—コーディング 法の改良・開発・実践 研究代表者 宮 正樹 研究分担者 共同研究員 研究内容 魚類環境DNAメタバ̶コーディング法(同時並列多種分析法)を日本各地のさまざまな生態系に適用し、魚類群集の時空間動態を明らかにする。本年は南西諸島を中心に調査を行うとともに、共同研究者と南アフリカやアマゾン川流域のサンプルを解析する。 -
普遍研究課題(生命誌系1)研究テーマ7
研究タイトル 淡水域に生息する生物の生物 系統地理学的研究 研究代表者 後藤 亮 研究内容 これまで淡水域に生息する生物を対象とした生物系統地理学的研究は数多くなされてきたが、いまだ詳細が明らかに なっていない分類群も多い。本研究では淡水域に生息する生物の生物系統地理学的な解析を行うことにより、進化的に重要な単位(ESU)を明らかにし、保全活動へ基礎的な情報を提供する。 -
普遍研究課題(生命誌系1)研究テーマ8
研究タイトル アジアの低緯度地域における有鱗目の多様性に関する研究 研究代表者 栗田隆気 研究内容 アジアの低緯度に広がる湿潤熱帯・亜熱帯地域において、トカゲ・ヘビの仲間(有鱗目)が種を多様化させたプロセスを分類、系統、集団遺伝、生態など、様々な情報に基づいて明らかにする。 -
普遍研究課題(生命誌系1)研究テーマ9
研究タイトル 高山帯における植物分類学的研究 研究代表者 天野 誠 研究内容 高山帯には、特異な種分化を遂げた分類群が数多く存在する。その分化の様式は一様ではない。ユーラシア大陸の東のはずれに位置する日本の植物相を明らかにするためにも、北半球の高山帯及び寒帯の植物相の調査は欠かせない。本研究は、高山帯で多様に分化した分類群を生物地理学的観点も含めて、研究するものである。 -
普遍研究課題(生命誌系1)研究テーマ11
研究タイトル 糞ハンズ・オン標本の研究 研究代表者 丸山啓志 研究分担者 館外研究者 研究内容 様々な動物の糞ハンズ・オン標本を作成し、形態学的研究を進める。また、従来失われていた糞中の未消化物の3次元データをCTスキャンや薄片観察により、取得する。併せて、安心安全な運用のできる教育普及活動への活用も推進する。 -
普遍研究課題(生命誌系1)研究テーマ14
研究タイトル アリヅカムシ亜科甲虫の分類学的研究 研究代表者 樽 宗一朗 研究内容 日本を中心としたアリヅカムシ亜科について分類学的研究を行い、ファウナを明らかにする。 -
普遍研究課題(生命誌系1)研究テーマ15
研究タイトル 日華区系植物の分類学的研究 研究代表者 山本伸子 研究内容 千葉県をはじめとする日本の植物相の起源と成立を解明するために、分類学的観点から東アジア・ヒマラヤ地域における維管束植物の解析を行う。