●じょしゅ 古墳ってむかしのお墓のことなんですね!
●はかせ そのとおり。古墳は、今から1300〜1700年もむかし、各地に豪族(勢いのあった人)のために作られたお墓だよ。図のようにいろいろな形があるんだ。その中には、豪族がだいじにしていたものがいっしょにうめられたよ。まわりには人、動物、家などの形をした「はにわ」をならべたものもあったんだ。また、ほりもあったよ。
●じょしゅ はかせ!しつもんです!「千葉」という地名の由来にもなった千葉氏についておしえてください。
●はかせ 千葉氏は、平氏の一族で、常将という人のとき、「千葉」と名のっていたんだ。今の千葉市亥鼻(千葉市郷土館があるところ)に城をきずいて、下総国(千葉県北部一帯と茨城県南部の一部)を治めていたよ。
五代目の常胤は、鎌倉幕府をひらいた将軍、源頼朝の家来となってよく働いた人だけれど、6人の子どもたちに領地をわけて与えたんだね。
このうち、大栄町周辺は4男胤信(大須賀氏)に、香取市周辺は5男胤通(国分氏)に、そして小見川町・東庄町周辺は6男胤頼(東氏)に与えたんだ。それぞれ城やとりでをつくって、領地を守りながら戦国時代(およそ400年前)まで治めていたよ。
千葉一族は妙見菩薩という仏様を深く信じていたんだ。