菱川師宣、歴代市川団十郎など千葉にゆかりある人物の作品と、千葉で発見された貴重な作品をご紹介します。
-員数:1幅 -時代:江戸時代後期 -サイズ:300mm×344mm/軸装1215mm×475mm -作者:九代目三升(市川団十郎)
<解説>
九代目市川団十郎(1838~1903)は明治時代に活躍した歌舞伎役者。七代目の子で河原崎権之助の養子となるも、37歳で市川家に戻り団十郎を襲名し、文明開化の時代にあって歌舞伎の革新と役者の社会的地位の向上に取り組みました。「暫」の鎌倉権五郎は九代目団十郎の当たり役のひとつでした。「筋隈の 目さきはなれぬ 牡丹かな」と記されており、「牡丹」は団十郎の替紋(非公式な家紋)である杏葉牡丹にかけていると思われます。
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