菱川師宣、歴代市川団十郎など千葉にゆかりある人物の作品と、千葉で発見された貴重な作品をご紹介します。
-員数:1枚 -時代:天保4(1833)年頃 -サイズ:186mm×256mm -作者:葛飾北斎
<解説>
下総国と常陸国の境を流れる絹川(鬼怒川)での漁風景を描いたもので、鬼怒川のどの辺りかは不明ですが、浅瀬に追い込んだ魚をザルなどですくったりかぶせたりして獲っている風景を描いています(一説に、ザルに網を張って簗漁のごとく入り込んだ魚を逃がさないように漁具を川の中に設置する漁法とも言われる)。その様子を岸上で眺める人物や馬をひく人物の描写に、のんびりとした雰囲気も伝わります。
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