Japanese craftsman

館蔵美術品紹介(絵画)

section03: Japanese craftsman

職人に関する作品

平成10年度特別展「職の風景」の開催にあたって収集された、職人に関する作品をご紹介します。

◆職人尽絵 烏帽子折
(しょくにんづくしえ えぼしおり)

-員数:1枚
-時代:江戸時代(17世紀後半~18世紀初)
-サイズ:755mm×391mm
-作者:-

<解説>

烏帽子屋(えぼしや)の内外を詳細に描いています。見送られて店を後にする人物が持つのは、烏帽子を収めた櫃(ひつ)と思われます。烏帽子とは袋状の被(かぶ)り物で、もともとは貴賎(きせん)の別なく男子が正装の際に着用しました。店の奥では、職人たちが火鉢にかざしたりして、折烏帽子(折り畳んだ烏帽子のことで、侍烏帽子とも呼ばれる)を仕付けています。

職人尽絵 烏帽子折