平成10年度特別展「職の風景」の開催にあたって収集された、職人に関する作品をご紹介します。
-員数:1枚 -時代:江戸時代(17世紀後半~18世紀初) -サイズ:755mm×391mm -作者:-
<解説>
烏帽子屋(えぼしや)の内外を詳細に描いています。見送られて店を後にする人物が持つのは、烏帽子を収めた櫃(ひつ)と思われます。烏帽子とは袋状の被(かぶ)り物で、もともとは貴賎(きせん)の別なく男子が正装の際に着用しました。店の奥では、職人たちが火鉢にかざしたりして、折烏帽子(折り畳んだ烏帽子のことで、侍烏帽子とも呼ばれる)を仕付けています。
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