Japanese craftsman

館蔵美術品紹介(絵画)

section03: Japanese craftsman

職人に関する作品

平成10年度特別展「職の風景」の開催にあたって収集された、職人に関する作品をご紹介します。

◆職人尽絵 塗師・蒔絵師
(しょくにんづくしえ ぬし・まきえし)

-員数:1枚
-時代:江戸時代(19世紀)
-サイズ:281mm×315mm
-作者:-

<解説>

湯桶(ゆとう)を塗っている塗師の親方と弟子、眼鏡をかけた蒔絵師は、菱川師宣(ひしかわもろのぶ)作「和国諸職絵つくし」の塗師、蒔絵師と同じ人物・姿勢です。屏風の落款(らっかん)「三国筆海堂」は、能書家で師宣と親交のあった真幸正心斎(まさきせいしんさい)の署名とみられます。正心斎の書は、他の師宣作品にも書き加えられていることから、この絵は師宣の職人絵を摸写したものとみられます。

職人尽絵 塗師・蒔絵師