平成10年度特別展「職の風景」の開催にあたって収集された、職人に関する作品をご紹介します。
-員数:1枚 -時代:江戸時代(19世紀) -サイズ:281mm×315mm -作者:-
<解説>
湯桶(ゆとう)を塗っている塗師の親方と弟子、眼鏡をかけた蒔絵師は、菱川師宣(ひしかわもろのぶ)作「和国諸職絵つくし」の塗師、蒔絵師と同じ人物・姿勢です。屏風の落款(らっかん)「三国筆海堂」は、能書家で師宣と親交のあった真幸正心斎(まさきせいしんさい)の署名とみられます。正心斎の書は、他の師宣作品にも書き加えられていることから、この絵は師宣の職人絵を摸写したものとみられます。
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