Japanese craftsman

館蔵美術品紹介(絵画)

section03: Japanese craftsman

職人に関する作品

平成10年度特別展「職の風景」の開催にあたって収集された、職人に関する作品をご紹介します。

◆職人尽絵 油売り・白飴売り
(しょくにんづくしえ あぶらうり・しろあめうり)

-員数:1枚
-時代:江戸時代(19世紀)
-サイズ:281mm×315mm
-作者:-

<解説>

天秤棒で油桶をかつぐ油売りは、菱川師宣(ひしかわもろのぶ)作「和国諸職絵つくし」の挿絵を左右反転したものです。「職人尽絵 塗師・蒔絵師」と同じ料紙であり、同じ時期の作品と思われます。江戸初期には、荏胡麻(えごま)のほかに、菜種・綿実・ゴマを搾った油が用いられるようになりました。 白飴とは水飴を何度も引き伸ばし、気泡を入れて堅くしたもので、堅飴(かたあめ)ともいいます。

職人尽絵 油売り・白飴売り