Landscape & Event

館蔵美術品紹介(絵画)

section01:Landscape & Event

千葉の風景・行事を描いた作品

銚子、笠森寺、成田山新勝寺、香取神宮などの千葉の名所や風景、行事を題材とした作品をご紹介します。

◆近世狭義伝 洲之嵜亦吉
(きんせいきょうぎでん すのさきまたきち)

-員数:1枚
-時代:近世
-サイズ:365mm×244mm
-作者:月岡芳年

<解説>

幕末から明治期に活躍した浮世絵師・月岡芳年(1839~1892)は、講談などで有名な天保水滸伝の話に出てくる者達を描いていますが、実在の人物がモデルのため、飯岡の助五郎や笹川の繁蔵などは「飯岳捨五郎」「笠川鬚蔵」などとなっています。「洲之崎亦吉」は洲崎政吉のことで、助五郎の右腕的存在でした。
この絵は、助五郎宅に子分を引き連れてやってきた繁蔵(ここでは重蔵)が、重たい大碇を肩にかつぎながら挨拶をした「亦吉」の堂々とした態度に感心したという話が基になっています。

近世狭義伝 洲之嵜亦吉