辻広場

辻広場江戸時代の町には、人々が集う公共的な広場があり、大きな役割を果たしていました。「むら」の辻広場はそれを再現したものです。江戸の火の見櫓(やぐら)は定火消の発足と共に作られました。高さは約3丈(約9m)で、その後設けられた大名火消屋敷や町の木戸の火見櫓はこれより低くなければなりませんでした。火事を発見すると、定火消は太鼓、大名火消は板木、町方は半鐘を鳴らして知らせました。

「むら」の火の見櫓は、7m余の高さがあり、半鐘は、印旛郡白井町富塚(現在の白井市)にある太子堂の半鐘(銘慶応元年)をモデルとして作成しました。

辻広場では江戸時代に流行した「さくら草」「変わり咲き朝顔」などの伝統的な花卉(かき)の展示が行われます。

 

→ 「商家の町並み」一覧にもどる