勝浦の秋祭り/遠見岬神社と八幡神社の祭礼

※記録映像制作事業の成果をもとに、展示で紹介した内容を修正しました。

勝浦市勝浦・浜勝浦ほか
開催:敬老の日(9月第三月曜日)を最終とする5日間

房総の開拓神、天富命(あめのとみのみこと)は勝浦の地で没し、八幡岬突端の冨貴島(ふっきじま)に祀られましたが、その社殿は慶長6年(1601)の津波で倒壊したと伝えられます。その際に御神体が流れ着いたという尊磯(たかいそ)の浜にお浜下(くだ)りをし、祭典を行います。続いて漁師が篤い信仰を寄せる八幡神社の祭礼が行われ、神輿の船渡しで海上安全と大漁を祈願します。

松澤熊野神社

 

 

「ホラー大漁」

「千貫神輿」といわれた先代の神輿ほどではありませんが、漁師の力自慢を見せつける大神輿を、4本のモリ棒(担ぎ棒)で担ぎます。「ホラー大漁」の掛け声で飛び跳ねる「揉み」に特徴があります。

尊磯からの還御

尊磯での神事の後、「でんみょり」の掛け声で走って還御します。慶長の地震で冨貴島から尊磯に漂着したご神体を抱えた村人が、「大明神」と連呼し名主宅へ急いだことに由来するそうです。

海中で八幡様の神輿を揉む

漁の神様として信仰されてきた八幡神社の神輿は、勝浦港が整備される昭和32年(1957)まで、砂浜から海に入ると海中で盛大に揉まれました。その後、漁船に引き上げられ、「船渡し」の後に、岬の八幡様まで送られました。

船渡し

現在は、港に漁船を並べて神輿を渡します。船の上を神様が渡ることで豊漁になるという信仰があります。 最後尾の船が神輿をのせて漁港内を3周したのち平島近くまで行き、八幡様を拝して海上安全と豊漁を祈願します。
平島
遠見岬神社が冨貴島にあった時代の一の鳥居の跡地と伝えられます。

 

 

国土地理院発行の基盤地図情報を基に作成
遠見岬神社祭礼 国土地理院発行の基盤地図情報を基に作成

 

国土地理院発行の基盤地図情報を基に作成
八幡神社祭礼 国土地理院発行の基盤地図情報を基に作成